最近になり、この変な病気のおかげで、出歩けないためネットでの対戦を行うしか手段がなくなりました。そこで、比較的軽量とはいいがたいが、カード形式で柔軟に歩兵戦闘を楽しめるアップフロントを取り上げてみます。

 

アップフロントは、カードだけで再現する第二次世界大戦の歩兵戦闘ゲームです。ゲームとしては、SLに近い感じですが、根本的に異なる部分が多いです。

アップフロントの射撃火力のポイントは、兵器の相対距離によりかなり変化することを把握しないと危険です。

 

アップフロントの相対距離は、0から5まで存在するのですが、5は一番近距離となり、50メートル以内となります。

相対距離4は、51から100メメートル;相対距離3は、101から200メートル;相対距離2は、201から300メートル:相対距離1は、301から400メートル:相対距離0は、401メートル以上でほぞ射撃では命中できない距離となります。

 

今回は、軽機関銃と中機関銃だけを話題にします。アップフロントでの中機関銃は、SLでいう重機関銃と同じです。

ここで問題となるのは、大戦末期に登場した突撃銃の扱いです。この銃は、軽機関銃と小銃の両方の役目を担うことができます。アップフロントでは、軽機関銃ではなく、短機関銃扱いになっていて、火力は期待したほど近距離では上がらない扱いにしています。

 

まずドイツ軍は、どんな感じなのか?

ドイツ軍は、MG34を軽機関銃(二脚)と中機関銃(三脚付き)で使い分けています。

MG34は、7.92×57ミリという比較的口径の大きい銃弾を使用した機関銃です。二脚装備で、12キロの重さとなり、三脚では20キロ程度となります。発射速度は、800-900発/分程度です。

軽機関銃では、距離5で9火力、距離0で4火力となり、長距離射撃のできる小銃のような扱いになります。ただ、距離0での火力は重要で、他の兵士が射撃できなくても、軽機関銃で射撃可能なため、あえて前進せず火力を提供し続けることが可能です。敵が移動中であれば、この火力4でも相当有効な打撃になります。

中機関銃では、距離5で13火力、距離0で8火力となり、遠距離から近距離までまんべんなく火力を有効に使用可能な兵器となります。ドイツ軍の中機関銃はかなり優秀で、他の陣営より火力増しになっています。

 

2番目は、アメリカ軍。

アメリカ軍は、少し特殊で、軽機関銃はBARになります。中機関銃は、M1919となります。

BARは、M1918が正式名称で、7.62×63ミリという重めの弾丸を使用しています。発射速度は、300発/分程度。本体も8.9キロ重いです。

M1919は、M1918と同じ弾丸を使用した中機関銃です。重さは、14キロ。発射速度は、400-600発/分です。

BARは、距離5で5火力、距離0で2火力と、少し中途半端な火力です。距離0では、移動中の敵は対処できるが、地形修正の大きい場所でに対して射撃するとそれほど役には立ちそうもない機関銃かもしれません。

M1919は、距離5で12火力、距離0で7火力です。多少MG34よりは火力落ちますが、かなり頼りがいのある機関銃です。故障もしにくいので、射撃できる場合常に射撃すべき兵器です。

 

次回は、ソ連軍などを