以前、高速microSDカードでスマホの快適さが変わる!?という記事で、http://ameblo.jp/sandiskjp/entry-12198185605.html
旧モデルのスマホを使用し、実際の使用環境で、microSDカードによる違いがあるのかどうかを検証しました。
今回は最新のスマホを使用しmicroSDカードも最新のラインアップで検証してみたいと思います。
今回使用するmicroSDカードは、次の3種類です。
・サンディスク エクストリーム microSDHC™/microSDXC™ UHS-Iカード
・サンディスク ウルトラ プラス microSDHC™/microSDXC™ UHS-Iカード
・サンディスク スタンダード microSDHC™カード
スピードクラス | 読取り | 書込み | |
エクストリーム | CLASS10/U3/V30 | 最大90MB/秒 | 最大60MB/秒 |
ウルトラ プラス | CLASS10/U1 | 最大48MB/秒 | - |
スタンダード | CLASS4 | - | - |
それぞれ、読取り、書込み速度が異なりますが、実際のスマホではどの程度の差が出るのでしょうか?
今回使用するスマートフォンはこちら
Galaxy S7 edge
2016年5月発売
microSDスロットは、microSDXC UHS-I 対応 最大256GBまで対応しています。
では実際にテストしてみたいと思います。
■読取りテスト
スマートフォンで撮影した、1500枚(12GB)の画像データのサムネイルの表示が完了するまでの時間を計測します。
では実際の表示をご覧下さい。
・サンディスク スタンダード microSD
サムネイルの表示までにかなり待たされます。
1500枚の表示完了までに、15分03秒かかりました。
・サンディスク サンディスク ウルトラ プラス microSD
多少引っかかる感じはあるものの、先ほどと比較するとかなりスムーズに表示されています。
1500枚の表示完了まで、6分33秒かかりました。
・サンディスク エクストリーム microSD
予想通り、一番スムーズに表示されます。
1500枚の表示完了まで、5分22秒かかりました。
・結果
エクストリーム | ウルトラプラス | スタンダード | ||
画像データ サムネール表示 12GB/1500枚 | 1回目 | 5:21 | 6:38 | 15:03 |
2回目 | 5:15 | 6:43 | 15:06 | |
3回目 | 5:30 | 6:20 | 15:01 | |
平均 | 5:22 | 6:33 | 15:03 |
エクストリームとウルトラプラスでは、数値でみると、それほど大きな差はありませんでした。
たいして、スタンダードでは、エクストリームと比較して2.8倍の時間がかかっています。
実際の体感でも、かなり表示に時間がかかりストレスになりそうです。
■書込みテスト
続いて、書込の性能をテストを行います。
スマホで撮影した3.2GB(約15分)の動画を本体のメモリーから、microSDカードにコピーします。
では、結果をご覧下さい。
動画データ 本体>SDにコピー 15分/3.2GB | エクストリーム | ウルトラ プラス | スタンダード | |
1回目 | 1:11 | 5:10 | 16:17 | |
2回目 | 1:13 | 5:05 | 16:20 | |
3回目 | 1:07 | 5:11 | 16:10 | |
平均 | 1:10 | 5:08 | 16:15 |
書込みのテストでは、読取りのテストと比較して、かなり明確な差が出ました。
エクストリームとウルトラでは4.4倍、スタンダードとは、14倍の差が出ています。
ウルトラとスタンダードでも、3.1倍の差があります。
まとめ
最新のスマホでは、microSDカードスロットの性能も上がっており、高速なカードを使用すれば、スタンダードなカードと比較して、差が顕著にあらわれることが分かりました。
特に書込みの速度差は、14倍とかなりの差が出ています。
高速なカードを使用すれば、テストで行った動画のコピーはもちろん、本体データのバックアップなどにかかる時間も大幅に短縮されます。
最新、高性能なスマホをご購入の際にはmicroSDカードも高性能なカードを使用することをお勧めします!
※測定結果は、OSのバージョン、そのほかの条件により異なる場合があります。 上記結果を保証するものではありません。