いよいよ発売された、新しいMacBook Proですが、注目点はTouch Barと、Thunderbolt 3搭載ではないでしょうか? Thunderbolt 3は、USB3.1 Gen2 TYPE-Cとしても利用でき、同じくUSB3.1 Gen2 TYPE-C搭載のサンディスク エクストリーム900ポータブルSSDを使用するのに最適です!

今回は、新しいMacBook Proでサンディスク エクストリーム900ポータブルSSDとサンディスク エクストリーム510ポータブルSSD、そしてHDDを使用して、速度比較を行ってみたいと思います。

 

今回用意したMacBook Proは、
13インチ TouchBar搭載 
(13-inch, Late 2016, Four Thunderbolt 3 Ports)
macOS Sierra 10.12.1
2.9GHzデュアルコアIntel Core i5
256GB PCIeベースオンボードSSD 
メモリ8GBのモデルです。

 

 

テストに使用するSSD、HDDは、
・サンディスク エクストリーム900ポータブルSSD 1.92TB
USB3.1 Gen2 読書最大850MB/秒
https://www.sandisk.co.jp/home/ssd/extreme-900-ssd



・サンディスク エクストリーム510ポータブルSSD 480GB
 USB3.0 読取最大430MB/秒 書込最大400MB/秒
https://www.sandisk.co.jp/home/ssd/extreme-510-ssd

 


・そして、一般的な外付けHDD
 USB3.0 5200RPM 500GB

 



の3種類です。

 

テスト内容は、ベンチマークソフトを使用しての読書ベンチマーク、実際の動画ファイルを使用した、読み込み、書込みの時間計測を行います。

 

■ベンチマークソフト 
・BlackMagicDesign DiskSpeedTest
BMD DiskSpeedTestは、フルHDや、4Kビデオを扱うことを目的にした、ベンチマークソフトです。

 

・AJA VIDEO SYSTEM System Test
こちらも、動画を扱うためのベンチマークソフトです。

 

 

・設定
 フォーマット ExFAT
 アプリ設定:
         MBD:Stress 5GB
         AJA:TestFileSize 1GB

 

では、さっそくテスト結果を見ていきましょう。

 

・サンディスク エクストリーム900ポータブルSSD


BMD Disk Speed Test

書込:816.7MB/秒
読込:862.5MB/秒


AJA System Test

読込:877MB/秒 
書込:828MB/秒

 

BMD,AJA両方のテストで書込みは若干公称値を下回ったものの、読込については、公称値を上回るスピードが出ています。

これだけの速度が出ていれば、動画編集時直接ポータブルSSDにプロジェクトファイルを保存し、編集してもストレスなく編集できるのではないでしょうか?

 

・サンディスク エクストリーム510ポータブルSSD


BMD Disk Speed Test

書込:399.1MB/秒
読込:419.9MB/秒

 

AJA System Test


 
読込:413MB/秒 
書込:430MB/秒

 

BMD,AJAともに、公称値に近い数値が出ています。
400MB/秒は、SATA接続の内蔵SSDと遜色のない数値ですので、直接動画編集や、RAW現像を行ってもストレスが少ないと思います。

では、念のためHDDでの計測も見てみましょう。

 

・USB3.0 HDD 5200RPM 500GB


BMD Disk Speed Test


書込:109.0MB/秒
読込:109.6MB/秒

 

AJA System Test


 
読込:96MB/秒 
書込:110MB/秒

 

読書ともに100MB/秒とかなり厳しい数値です。
バックアップ用途として使用する場合でも、プロジェクトによってはかなり時間がかかるのではないでしょうか。

 

■結果

 

ベンチマークソフト結果

 

BMD DiskSpeedTest

AJA Benchmark

 

フォーマット

Read (MB/秒)

Write(MB/秒)

Read (MB/秒)

Write(MB/秒)

エクストリーム900ポータブルSSD

exFAT

816.7

862.5

828

877

エクストリーム510ポータブルSSD

exFAT

399.1

419.9

413

430

一般的なHDD USB3.0

exFAT

109.0

109.6

96

110

エクストリーム900ポータブルSSDは安定して800MB/秒以上の性能が出ており、エクストリーム510ポータブルSSDもほぼ400MB/秒以上でています。
900と510でおよそ2倍の速度となっています。
HDDは約100MB/秒で、エクストリーム900ポータブルSSDの約1/8, エクストリーム510ポータブルSSDの1/4程度の速度しか出ていません。

 

■ファイルコピー時間計測


つづいて、実際のファイルコピーにかかる時間を比較してみます。


用意したデータは21.7GBのMOVファイル1個 
ATOMOS SAMURAI BLADEで記録したApple ProResファイルです。

内蔵SSDから、外付けストレージへのコピーと、外付けストレージから、内蔵SSDへのコピーで計測をおこないました。

では、結果をご覧下さい。

 

ファイルコピー時間

    

 

フォーマット

Read (秒)

MB/秒

Write(秒)

MB/秒

エクストリーム900
ポータブルSSD

exFAT

23.28

932.1

29.00

748.3

エクストリーム510
ポータブルSSD

exFAT

48.07

451.4

1.12.85

297.9

一般的なHDD USB3.0

exFAT

3.07.09

116.0

3.09.84

114.3

 

21.7GBファイルのコピーにかかった時間と、MB/秒に換算した数値です。
いずれのSSDも、読込はベンチマークソフトよりかなり高速、書込みが多少劣る結果となりました。

HDDでは、3分ほどかかってりましたが、エクストリーム900ポータブルSSDでは30秒以下でコピーできました。

今回のファイルは約30分の収録データで約20GBでしたが、実際の収録では、100GB、200GBと、もっと大きなデータをコピーすることも多いのではないでしょうか?
200GBでは、単純計算でエクストリーム900ポータブルSSDの5分。 たいしてHDDでは、30分とその差は歴然です。

 

まとめ
MacBook Proとサンディスク エクストリーム900ポータブルSSDを使用すると、800MB/秒を超える速度で使用できます。
外付けストレージは、バックアップや、データ保存専用などで使われることが多いと思いますが、この組み合わせなら、外付けSSD内のデータを直接編集する場合でもストレスなく作業できますし、もちろんバックアップも超高速におこなえます。 Mac本体のSSDを増量カスタマイズもできますが、本体は少なめに抑えて外付けストレージで作業するという選択もありではないでしょうか。
また、サンディスク エクストリーム510ポータブルSSDも400MB/秒とHDDに比べればかなり高速ですし、防滴・防塵性能も備えています。 出先でのバックアップ作業時にはエクストリーム510ポータブルSSDに保存すれば安心です。
ぜひ新しいMacBook Proをご購入の際は、一緒にエクストリーム900ポータブルSSD、エクストリーム510ポータブルSSDをご検討下さい!

 

おまけ
MacBook Proに付属する、充電用のTYPE-Cケーブルを使用すると使用はできますが、USB2.0接続となり、速度が出ません。(>_<)

 

※測定結果は、OSのバージョン、フォーマット、そのほかの条件により異なる場合があります。  上記結果を保証するものではありません。