キヤノンから、9月8日に発売になったばかりの5D Mark Ⅳ。
冬のボーナスで狙っている方もいるのではないでしょうか?
カメラの購入と同時にメモリーカードを購入される方も多いと思いますが、5D Mark Ⅳには、SDカードスロットと、CFカードスロットの2つのカードスロットが搭載されています。 SDカード、CFカードどちらを買ったら良いのでしょうか?
今回はSDカードとCFカードで連写比較を行いました
せっかくなので、話題の新フォーマットDPRAWで実験を行います。 DPRAWは、解像感補正、ボケシフト、フレアにも有効なゴースト低減の3つの後処理機能を可能にしたフォーマット。 ですが、1枚のファイルサイズはなんと約67MB。 10枚で670MB。 20枚で1.3GBと膨大なファイルサイズです。
そこで、カードは高速な2種類を用意しました。
SDカード
サンディスク エクストリーム プロ SDHC/SDXC UHS-Iカード
最大書き込み速度は90MB/秒。UHS-I対応
サンディスク エクストリーム プロ コンパクトフラッシュ カード
最大書込み転送速度150MB/秒(16GB~128GB)UDMA7対応
カメラの設定は以下の通りです。
カメラ:キヤノン EOS 5D Mark Ⅳ
レンズ:EF 50mm F1.8 STM
ISO:Auto(3200)
シャッタースピード:1/250
ドライブモード:連写H
フォーカスモード:MF
測定条件は以下の通りです。
リモートレリーズを利用し10秒間シャッターを押し続ける。
1:10秒の間に撮影できた(シャッターが切れた)枚数を計測
2:10秒経過後にカメラのバッファが空になるまでの時間を計測
では、さっそく動画をご覧下さい。
DPRAW連写結果(10秒間)
| 撮影枚数 | バッファクリア時間 |
サンディスク | 20枚 | 3秒64 |
サンディスク | 16枚 | 6秒05 |
動画の2秒37あたり、おおよそ8枚目までは、どちらのカードも高速に連写できています。 これは、カメラに搭載されたバッファに画像が保存されているためです。 その後は、どちらも連写速度が遅くなりますが、コンパクトフラッシュカードは短い間隔で撮影でき10秒で20枚の撮影ができました。
それに対してSDカードでは、10秒で16枚とコンパクトフラッシュカードの約8割しか撮影できませんでした。
また、撮影後のカメラ内のバッファクリアにかかる時間も、コンパクトフラッシュカードの3秒64に対し、SDカードは6秒05と、約1.7倍の時間がかかっています。
今回は、10秒間で4枚の差でしたが、スポーツや、鉄道、モータースポーツなど一瞬のシャッターチャンスをものにするには、この4枚の差は小さくないはずです。
また、実際の撮影シーンでは、連写とインターバルを繰り返すことが多いと思いますが、キャッシュのクリア時間が1.7倍違うのも重要なポイントではないかと思います。
EOS 5D MarkⅣのDPRAWで連写を行う場合、サンディスク エクストリーム プロ コンパクトフラッシュカードがおすすめです!
※測定結果は、撮影モード、ISO感度、フォーカスモード、被写体、そのほかの条件により異なる場合があります。 上記結果を保証するものではありません。