今回は、老いや認知症の話も出てきてちょっとダークなので、
そういうの今はちょっと、、、って方はここで回れ右をお願いしまーす!
さてさて、また今年の夏も母を呼んだのだけど、、、
正直、しんどいし疲れてます
強烈なキャラ(いい意味でw)の持ち主の父が急逝し、父というクッションなしに母と一対一で数週間一緒に過ごして、母の物忘れの激しさに驚いたのは5年ほど前。
その頃から「物忘れっていうレベルじゃなくて、会話の内容より会話したこと自体を忘れてるし、認知症の始まりの症状だと思う、、、」と兄と姉にも話していたんだけど、
「確かに物忘れはひどい感じだけど、今は父の死のショックのせいじゃないかな、、、」と姉兄は認知症とは思っていなくて。
それが、前回年末年始に帰国した時に、姉家族も一緒に実家に泊まったのだけど、その時に姉夫婦もあれ?と、母の言動と私が言っていたことがクリックしたみたい。
よく考えると、兄夫婦も姉家族も近くに住んでいるので、実家によく寄ってくれて母と顔を合わせているけど、
何日も一緒に同じ家で生活することはないから、一緒に生活する家族が1番に気づくと言われる「認知症言動」は感じにくいかもしれない。
それからは、一緒に地域包括センターへ行って相談したり、答え合わせのように今までの母の言動と認知症の症状と照らし合わせたりしたけど、結局それ以上進まず。
認知症ではあるのだろうけど、どうにかこうにか一人暮らしができている母に、何をどうするのが結果的に良いのか分からない、という感じ
姉が、物忘れの話になったらその流れの中で、一度かかりつけの先生のところで「そういうテスト」をしてもらったら、という話をしてくれたけど、母はスルーしたみたい
母は、自分の物忘れのひどさを自覚しているけど、自分が認知症では?というのは怖くて声にも出せないしその可能性は考えたくないという感じ。
3年前に自分の物忘れに不安になって脳のスキャンをしてもらったら異常はなかった、先生には「脳はいつも同じことを繰り返していると働こうとしない、新しいことをして脳を使ってください」と言われた、というのが心の拠り所になっている
最近は「物忘れで自分が大丈夫か不安になる」という話になると、必ずその脳専門医のスキャンの話になる。
そして、そんな母と一緒に暮らす生活がなぜ疲れるかというと、
物忘れ、というか自分や他人の会話も行動も忘れるだけでなく忘れたところに自分でストーリーを作りあげていることもあるし、時間や曜日の感覚も薄れていってるから、、、
一緒に生活をする側としては、次に何をするかわからないところがあるので、
常に気が張っている状態が続く
具体的にどんな感じか、というと、
昨日は、、、
クマさんが「今日はお腹の調子がなんだかおかしい」と言うことで、晩御飯は無難にいつものサンドイッチを食べる、と言うことで。
それを母に伝えると、「ベーコンエッグ作ろうかと思ってたんやけど」
「うーん、ちょっとお腹の調子が微妙らしいから、いつも食べ慣れてるサンドイッチ食べてもらうわ。コネコはメキシカンライス作るし私は冷蔵庫にあるの適当に食べるけど、母ちゃんはどうする?
ヨーグルト(母は自分の家にいる時は、朝昼しっかり食べて晩御飯はヨーグルト)にする?それともきんぴらと納豆ご飯とか(冷蔵庫にあるもの)にする?」
「ああ、私は適当に食べるから気にせんで。ほんならとりあえず作っといたら、明日食べるかな?」
「ジェフさん明日仕事でLAに出ていって泊まりやから晩御飯いらんのよ(これを言うのも4、5回目)。コネコはベーコンエッグ食べんし」
「コネコはベーコンエッグ食べんのかな。(これも何回も言ってるし、前回、前々回作ってもらった時も食べてない)ほんなら何するん?」
「メキシカンライス食べるって言うから、それ作るわ。私は冷蔵庫にあるもん適当に食べるから」
「ほんなら作らんでええんかな?ベーコン解凍したんやけど」
「ほなら土曜日に作ってくれる?明日はクマさんおらんし」
「じゃあそうするわ」
と言って部屋に戻っていって、、、
5分ほどしたら部屋から出てきてキッチンへ行ってゴソゴソしてる。
「晩御飯にベーコンエッグ作ろうと思うんやけど、6時でええかな?」
、、、、、、、
で、また同じ会話を繰り返す。
そこで、ちょっと前だったら「ああ、そう言うとったな」となるところだけど、最近はならない。
ちなみに、うちの晩御飯は5時
コネコくんのおやすみの時間が7時なので、ご飯を食べて、ちょっと遊んでお片付けをしてテレビを見ながらスムージーを飲んで歯磨きをしてお風呂に入って本を読んで、、、
ってやっていると、5時に晩御飯を食べ始めないと間に合わないので、もう昼寝をしなくなって1年以上そのスケジュールで、
前回母が来た時も、私たちが帰省した時もそうで、ここ1ヶ月ほどは、母も一緒に毎日5時に晩御飯を食べてる。
それでもスコーンと抜けてそれを覚えていない日もある
そして、多分自分の中で特にイラッときてしまうのが、自分も気にしているところの、コネコくんの偏食を何度も聞かれる時。
「トマトは食べるんかいな?」
「いや、食べないよ、もう野菜を食べてくれんくてね〜」
「あ〜、まあ子どもはそんなもんやからな」
って言った3分後に、
「トマトは食べるんやない?子どもは割とミニトマト食べたりするけどな〜」
、、、また同じことを繰り返し、
「まあ子どもはそんなもんやな」
その数分後に、
「トマトは?」
と聞かれると、、、
もう、
「何回も言ったやん、食べないって!」
って喉まで出かかる
一時が万事そんな感じで、、、
まだまだ母ができることもあるし、色々手伝ってくれようとするのだけど、できればあまりしてほしくないと思うことも多い、、、
気にかけないといけない、フォローしないといけないことも増えるし、、
と言っても、できるだけの家事(特にステップの多い料理)をできる頻度でするって言うのが、認知症には良いらしいので、
母が料理をしていたら、一緒に立って何をしているかを話したり、母がキッチンを離れた隙に味をチェックして調味料を足したりしながらも、本人のやりたいように動いてもらってる。
洗濯はまだステップを覚えきらないし、洗濯かごも重いので、自分に余裕があれば使い方を教えて話しながら一緒にするし、ない時は「しとくわ〜」と。
母が大好きな大切な母であることに変わりはないのだけど、あれだけスマートで優しくて気遣いができて料理上手で、ボランティアでトイレ掃除やゴミ拾いをするような人間としても尊敬していて頼りにもしていた母が、こんなふうになってしまうのか、、、と。
歳をとる、と言うか認知症(診断は受けていなくともほぼ認知症だとは思う)とは酷だなあ、、、と思わずにはいられない
母だけでなく、4歳になりたて元気いっぱいで、これまた別の意味で何をしだすか分からないwママママママママの王様コネコくんもいるので、今の私はキャパオーバーになっているのかもしれない
とはいえ、母にとっては、やはり娘家族と一緒に住めるのは嬉しいし楽しいようで、母の笑顔がたくさん見られるのは素直に嬉しいし、
父の名前を持つコネコを見ながら眉尻が下がっている母を見ている時には、呼んでよかった、、、と心から思う。
が、母が帰る日までのカウントダウンをしている自分もいる
母の症状がこれから良くなることはないだろうし、なんなら進行していくのだから、今の母にできることに感謝しつつ、楽しんでもらいながら、残りの日を過ごしていければいいな、、、、(けどたまにはここで吐き出させてください)
しんどい話だけど最後まで読んでくれてありがとう!
笑顔いっぱいの1日を過ごされていますように!