今日はショウガについて少し書いてみます。
ショウガはお寿司のガリだったり、煮魚の臭み消しにも使われる、なじみのある食材です。
今日私が食べたのも豚肉の生姜焼き。
美味しかったです。(笑)
ショウガというと、冬の寒い時期に ショウガのはちみつ漬けにレモン加えてお湯で割ったり、
くず湯のショウガ味があったり、体を温める代表格ですね。
ショウガは漢方でもよく使われます。
漢字でも ”生姜”と書きますが ”ショウキョウ”と読みます。
この”生姜”は生のショウガを乾燥して生薬にしています。
一方、ショウガを蒸してから生薬にしたものが”乾姜(カンキョウ)”です。
この”生姜”と”乾姜”、主成分が少し違います。
ショウガ自体には 「ショウガオール」や「ジンゲロール」という成分がたくさん入っているのですが、
”生姜”にはジンゲロールが、”乾姜”ではショウガオールがメインの成分になっています。
東洋医学(中医学)では
生姜(ジンゲロール)は辛温解表(しんおんげひょう)という効果を持ち
「辛」味のあるもので体を「温」め、体「表」にはびこる悪いもの(風邪、寒邪)を「解」く
ようするに、温めて発刊させて、寒気や熱を治します
それでは乾姜(ショウガオール)は? というと、
温中散寒(おんちゅうさんかん)という効果を持ち、
体の「中(内部)」を「温」め、「寒」さを「散」らす。
より体の内部、内臓付近を温めて、悪いもの(風邪、寒邪)をやっつけます。
おんなじショウガでも、生に近い状態と、熱を加えたもので、少し効果が違ってきます。
冬に体を温めるために、あったかい飲み物にショウガが入ってるのは、理にかなってますね。
おいおい、ショウガを使った薬膳レシピも書いていきますね。