冬は焚き火の季節だ。

落ち葉や枯れ枝を燃やしていると、仕事や日頃の喧騒を忘れることができる。

『寒い時期に、なにを酔狂な』と言われそうだが、寒い日に火を起こすからこそ楽しいのだ。

しかし、やったことのない人には分からないと思う。

そもそも屋外で火を起こす機会そのものが少ない昨今である。

やったとしても、せいぜいバーベキューだろう。

バーベキューと焚き火はまったく違う。

炎を見つめていること自体が楽しいのである。

炎に『魅せられる』とでも言えばいいのだろうか。

ゆらめく炎を見ていると飽きない。

なぜか誰もが無口になってしまう。

しかしお腹は減ってくるので、ウインナーやチーズ、メザシなどのシンプルな素材を焼いて、火の恩恵に預かることとする。

これが滅法旨い!

焚き火で沸かした湯で飲むコーヒーも最高。カップラーメンの味も違う。

しかしメインディッシュ?は焚き火である。

あなたの近くにタキビスト(焚き火が好きな人)がいれば、ぜひ同行することをオススメする。