前回の話を読まれた皆さん、ご自身の楽しい記憶を思い起こしてみましたか?
断っておきますが、私は『にやける思い出』と書きました。その思い出にお金がかかっているかとか、かかっていないかとかは関係ありません。
思い出すと思わず頬がゆるむような楽しい記憶なら、どんなささやかなものでも構わないのです。
ただしここで大切なのは、私の文章を読まれた後、一度でも過去を振り返ってみたかどうかということ。
いくら大勢の人の話を聞いたり、本をたくさん読んでいたとしても、知り得たことを実行しないのであれば意味がありません。
他人に誉められた時のことや、感謝された時のこと、何かが上手くできた時のことや、『ツイてる』『幸せ』と感じた時のことを思い出してください。
誰でも2つや3つは、すぐ見つかるはずです。
嫌なことや辛いことで頭がいっぱいになってしまった時は、その楽しい思い出で元気を与えて中和するのです。
ネガティブ思考にズブズブ沈んでしまわないように、ポジティブな面へ目を向ける努力をしましょう。
これは『心の訓練』です。
ポジティブ思考へ入りやすいように、自分の心に栄養を与える術を身につけておきましょう。