今日空を見上げたら…
赤く燃える空が…魚の口…人間の顔みたい
自然って誤魔化しが無いから、毎日同じ景色は無いから。
制作会社で
働き始めて3年目ぐらいの時に
ネパールの取材中
ロケバスでガタガタ道の長距離移動の最中
外を眺めていると見事な夕陽
まだアシスタントだったので
バスを停めて撮影するのを憚っていると
その様子に気がついたカメラマンが
「おい!とめろ」
と一言。
その後わたしに
「ねえちゃん、アシ持って来い!」
アシって三脚…
三脚持って着いて行くと…
そのカメラマンは、
「いいか
おまえはこの夕陽が撮りたかったのだろう。だったらバス停めて撮影するんだよ。この夕陽は明日は無いんだよ!自然相手をしているってのはそういう事を忘れたらダメだぞ。アシスタントとか関係無いんだよ!おまえもこの作品の制作なんだから。」
その時教えられました。
その後同じ夕陽は見ることは無く、番組の中で撮影した夕陽を使いました。
だからこそ、その一瞬を逃さないように撮影します。
それが、今日の夕陽です
この景色が心を、癒してくれる。
日曜日が終わります。
今日のパワーカード