ヨガと私 Vol.6
「真の変容はーーーいかなるレベルにおいても洗脳、催眠、宣伝の形態を取りはしない。それは出現、想起、回想の形態を取る」ケン・ウィルバー
Sri Jaya Sakti
私はバリ島にアシュラムを持つグルSri Jaya Sakti のもとで、クンダリーニ・タントラ・ヨガ、断食や瞑想を通し、生きる意味すなわち死の意味を探ろうとしていました。
それは私自身の抱える葛藤の為、出口が見えない苦しい時期でもありました。
この苦しい時期に身体心理療法のトレーニングも受けており、生き生きとした生の喜びの背後にポッカリと口を開けた死の穴を感じながら何とかそのプロセスを通り抜けようとしていました。
私が体験していた苦しさとは…
他人との身体共鳴、尾骨から何かが生まれようとするような痛み、グル同席でのバジャン(歌による神への祈り)の最中の大きな震えを伴うリリース、火が身体の中に燃えているビジョンを観ながらのお腹の痛み、食欲不振、人間不信、2時間ほどの睡眠、蝉の大きな声、
大量の発汗、目の中に青白い大きな月が見え、そこに生活するビジョンが見えながら、普段の生活を送る変な二重生活、などの数々の心身の不調。
その後の心身の変化とは…グル、マハグルの身体から出る黄金の物質、またブレッシングを受けた神像の輝きとそれが発するマントラを聴き、フグの刺身が大皿一面に広げられたてっさのようなサハスラーラが見え、プージャ(神への祈りの儀式)の最中に神そのものと思しき神像と従者が黄金の3Dとなって出現する様を見るといったそれらの体験は今までに見たもの、聴いたものとは全く違う体験と感覚でした。
その新しい体験・感覚にただ驚き諦念するしかありませんでした。
私の今まで慣れ親しんだ見たり聴いたりする感覚やほんの些細な知識はあっけなく打ち砕かれて、ただ自分に起きている変化に抵抗すべくもなく、
それまでアートマン=真我が何かを知りえたつもりになった私のエゴは粉々になりました。
これまで歩いてきた道は私にとってたやすいものではなく、以前のグルSri Jaya Sakti とそのマハグル Sri Jaya Nara、
そして新しいグルParamahamsa Sri Swami Vishwananda に出会わなければ
心身の辛さを味わいながら新しい感覚に出会い、自分を知ろうとする旅の孤独に耐えられなかったかも知れません。
私自身の欲求…食欲・睡眠欲・性欲などど同じように備わる自分の内に向かいたいという欲求が今思えば比較的安全に満たされつつあるのも
グル達の導きが無ければ、どうなっていたのか想像もできません。
アートマン・プロジェクトとはアートマンとなることをアートマンを知りえたと勘違いすることだと思います。私の果ての無い旅はまだまだ終わりません。
Paramahamsa Sri Swami Vishwananda
現在の私のサットグル、Paramahamsa Sri Swami Vishwananda の元、アートマ・クリヤ・ヨガやババジの太陽礼拝などシンプルでパワフルな幾つかの霊的修錬の方法が私達に開かれています。
洞窟に篭り、断食や瞑想をするのではなく(それも楽しいですが)
小冊子になった霊的修錬の教本を手に取り、誰もが自分で実習できるものとなっています。
Paramahamsa Sri Swami Vishwananda
https://www.bhaktimarga.org/paramahamsavishwananda
バクティ・マルガ ジャパン
http://vishwananda-japan.blogspot.com
Sri Jaya Sakti