D.アトキンソン氏の話の続きです。

コーポレートガバナンス政策の話が出て
きますが、そのメンバーは、大企業の上
場企業だけのようです。

企業360万社の中のたったの4千社の
上場企業のなかの、さらに選りすぐった
せいぜい100に満たない企業が政策を
話し合うメンバーなんでしょう。

その連中に、メンバーになれない言わば
弱い大企業、さらに実態も内容も想像で
きない程弱いだろう中小企業のコーポレ
ートガバナンスまで面倒を見ろ?
バカ言っちゃいけません。そんな面倒な
ことを、する人間がどこの世界にいます
か。自分の属する企業の評価には結びつ
きそうに無い仕事に注力して何の利益が
あるんだと言う話です。下手すりゃ、株
主からアイツのクビを切れという要求が
起きる可能性すらあるのです。
~NPOだって、寄付があるからメンバ
 ーの生活や行動が維持できているので
 す。全部を持ち出しでやる集団は、宗
 教団体が行う行動ように、別の目的や
 利益があるからでしょう。

やるなら、まったく別の立場のメンバー
を集めて、やるしかないでしょう。ただ
し法律などの裏付けが無いでしょうから
どの企業も納得できる採用したくなる政
策を作ることが肝要です。

企業から現役を集めても無理です。退職
者、官僚を集める位でしょうか。学者は
経験に裏打ちされない理論しかないです
からいれると攪乱されるだけになります。
どの企業も付いてくるだけの理論・政策
が打ち出せるか、楽しみです。

~WHOが、今や出資者の利益に反する
 行動ができなくなったように、どこの
 集団であろうと、いずれは、利益集団
 に左右されるようになるでしょうから
 最初の内は、機能するかも。

現状のコーポレートガバナンス政策を話
し合う集団は、おまえ達が悪いという格
好の理由と標的にされるだけです。