仙名さんのミュージックサロン | 45分で夢の世界へ

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宝塚歌劇や旅行について語ります。

 本日公式ウェブサイトで、ゆきちゃん(仙名彩世)のミュージックサロンの共演者が、あきらさん(瀬戸かずや)とちなつさん(鳳月杏)であるとの発表がありました。
 他のブロガー様の記事に、振り付けは安寿ミラさんが担当されるとの情報もありましたし、豪華なメンバーで、最高にアダルティかつ充実した舞台が約束されたと思われ、真ん中に立つゆきちゃんには良い餞になったと感じました。
 多くのブロガー様方の記事も、祝意と期待に満ちたものでありました。

 ただ、あるブロガー様の記事に、期待を持ちながらも、ひとつ懸念。できる娘役仙名彩世が、一歩下がってしまう結果になりはしないか。文句なく素晴らしい共演者達を立て過ぎてしまわないか。というニュアンスを表されていて、眼から鱗でした。


 ここからは個人的見解です。お気にさわりましたらご容赦願います。

 共演のあきらさん、ちなつさんは、いずれも生徒さんとして舞台の主演を張れる実力者。同時にお人柄も素晴らしく、助演として、ゆきちゃんを最大限盛り立てようとされることには、疑う余地はありません。
 またたいへんなプラチナチケットになり、可能ならば公演の追加もあり得るかもしれません。

 でも、ここで思いかえせば共演のお二人は上級生。「最高にデキる」娘役ゆきちゃんに、また最高の仕事をさせてしまうことになったとき、それで良かったと思えるのでしょうか。

 端的に申しますと、小生としては、ゆきちゃんのミュージックサロンの共演は、やはり同期の皆さんのほうが良かったのではないか。と考えます。
 そのほうが、タカラジェンヌ仙名彩世の素晴らしいキャリアを際立たせ、彼女自身の思いを、より素直に表現することかできたのではないでしょうか。
 今となっては、先のブロガー様と同じく、最高のサポートでゆきちゃんが輝かれるのを信じるしかありませんが┅。

 思いますに、先のメサイアでもみりお氏(明日海りお)の相手役として、最高の娘役として舞台とみりお氏を支えたゆきちゃん。次の舞浜でも自身の見せ場も用意されるでしょうが、やはりみりお氏と対等ではなく、二歩も三歩も引いての、いつもの相手役さんを立派に務められそうです。
 また、退団公演も、解説に出てくるヒロインは、少しイメージがずれて感じられます。先行画像はたいへん魅力的で、ゆきちゃんは大きく取り上げられていますが、解説とはどうも繋がりません。小生の想像力の貧しさ故でしょうが┅。
 
 どうも演目自体、みりお氏にしっくりこないように感じます(レイ君にはぴったりかと思いますが)。
 ましてや、トップ娘役への配慮など優先度が高くあるはずもないでしょうが、果たして生田さんが、どれだけ先行画像の対等でアダルティなイメージに寄せてくれるのか、そこは期待したいと思います。
 
 カサノバが、1789や太陽王の様なフレンチロックミュージカルであるならば、トップコンビと花組が格好よく、見事に演じられるだろうことは疑いありません。
 でもお二人には、本当はリズムを刻む音楽よりも、メロディアスでクラシカルな音楽のほうが、より似合ったような気がします。「庭の千草」が最高だったと思いますので┅、ゆきちゃんの声質には。

 ゆきちゃんの退団公演でもあります。
 生田さんなら大丈夫だと思いますが、ゆきちゃんのソロやトップコンビのデュエットに、素晴らしい楽曲が提供され、豊かな内容の脚本演出で、娘役仙名彩世に最高の花道が用意されることを願っています。