リダとへジョンの日記 6月24日(内助の功)31 | サンチュカップルに夢中1号店(私たち本当に結婚しました)

サンチュカップルに夢中1号店(私たち本当に結婚しました)

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これって使えそう。歌の歌詞は実生活で使える言葉でしょう?』

そう、彼女に言われてドキドキしながら「キスだってしよう」と歌ってみる。

でも、即座に『それは使えない』と言われて傷つく。

それを言うなら「ん?溶けようだって言わない。

俺たち溶け合おうっていうのは変だ」

こっちのほうがよっぽど変だ。『変態になっちゃう』

キスも抱き合うも普通に使えるだろうに・・・と思いながらも

「歌詞が激しい」と言いながら見た彼女は時間を気にして時計を見ていた。

『でも、意味がわからないから・・・』

俺と話しをしているのに、もう帰ることを考えて時間なんて気にして・・・

「俺の好物なんだ」少しでも時間を引き伸ばすために無造作にせんべいを渡す。

「本当に帰るの?」まだ彼女に秘密の個人的ミッションも果たしていない。

『帰るわ』彼女が期待した目で俺を見ている・・・

なんて言うべきか・・・「ここに住め」

帰って欲しくなくて、思わずまたそう言ってしまう。

『誠意がないわね』そう彼女に不満そうに言われて。

欲しかった言葉ではないらしい。本心なのに心外だ。

彼女に早くミッションを言い出さないと・・・

これでは色気も何もない絵で終わってしまう。

折角彼女とレコーディングスタジオにいるんだ。

俺だって他の夫婦のように彼女との共同作業をしてみたい

『後7分したら行くわ』ダメ押しで現実をつきつけられて焦る。

さっき彼女がつぶやいていた事を言ってみる。

「フューチャリングでも・・・」頭にあったとは言え、苦し紛れに口から出た。

『日本語は難しい』と即座に彼女に断られて「英語は?英語・・・」

彼女にさっき『キスだってしよう)それは使えない』

と否定されたのが悔しくて。

「キスだってしよう・・・そう言ったらフューチャリングで、ア~~~っ」

肯定して欲しい。笑う彼女。何が何でも言わせたくなった。

『歌詞は?』そう、聞いてきた彼女に

「歌詞じゃないよ。感嘆詞っていうか・・・」

『なるほど、感嘆詞ね』少しやる気になってきたか?

「だから、やろう」期待して彼女を見るけど、なかなか返事をしない彼女。

「ディレクターさえよければポイント部分だけでも・・・」更に押す。

『じゃあ・・・聞いてみて』やっと彼女からその言葉を引き出して、

必死でディレクターに日本語で説明する。

「レコーディングだけ・・・」『するの?』「はい」

ディレクターが頷くのに勇気づけられたのか『録音してすぐ消してもいい』

そう言う彼女の言葉を日本語で繰り返す

「レコーディングシテ・・・スグナクナチャッテモイイ」

頷いて、どうぞと言うディレクター。驚いた顔の彼女。

彼女は思ってもいなかったようだが、番組からは元々こう言う事態も

想定して話しを通してあったはずだ。

彼女さえやる気にさせれば現実になると思っていた。

「水飲んで」せんべいを食べていた彼女に、確信犯で

自分の飲んでいた水のボトルを差し出す。

「ちんちゃ!セクシーな感嘆詞で」

追い打ちをかけて言いながら渡すと、彼女はそのまま水を受け取って飲んだ。

やった間接キスは済ませたぞ。それを確認して目を離した

横からゴボゴボという音が聞こえて、見るとうがいをしている彼女。

「うがいは違うだろ・・・」色気もクソもない・・・

『ん?喉を解さないと』そう当たり前のように言われて

「あぁ。そうか」と焦る。俺が意識しすぎか。そりゃそうだよな。

「感嘆詞なのに?かすれた声の方がセクシーだよ」

そう言いながら、さりげなく彼女の飲んでいた水を手に取った。