町内の道の駅内にある多目的ホールにて、まちなか音楽祭のリハーサル。

 

リハーサルの予定表が届いたのは10日ほど前のこと。申し込み時にリハーサル時間は1団体1時間の予定と聞いていたのに、それが半分の30分になっていたので「話が違うじゃないかぁぁぁ〜!」と、かなり頭に来ていたのですよ、ワタクシ。

 

先月の初めに出演団体の代表者会議があった。プログラムの順番やら、リハーサルの調整、当日の運営の手伝いの割り振りなどを決めるという趣旨のものだったのだが、案内が来たのが期日の数日前で、仕事の都合をやりくりするのがタイミング的に難しく、出席できなかった。その会議で決定されているはずなので、何がどうなってこういうことになったのかと、会場に着くなり尋ねてみた。

 

リハーサルは前日と前々日の2日間にわたって行われるが、前日の午後に希望が集中してしまい、1時間ずつ割り当てるのがどうしても無理な状況になってしまったらしい。そこで、公平を期すため、余裕のある前日午前と前々日の枠も一律で30分ということにしたのだという。

 

いや、それってさ…一見公平なようでいて、全然公平じゃないよ。ジャンルによってその30分をほぼ丸々使えるか、機材等の準備や撤収に時間を取られて目減りしてしまうか、というのが結構違ってくるわけで、そのあたりは考慮に入れるべきなのではないかね。出演時間は各組10〜15分。リハーサル30分というのは出入りも含めての時間だから、準備とかほとんどなくてフルに使えたとしても、10分なら3回は通せないし、15分なら2回は通せないことになるじゃないか。

 

まぁ、話し合いで決まったことなら仕方がない(自分がその場にいたら意見したに違いないけれど、欠席した以上、後から文句は言えないわけだし)ので受け入れるつもりではいて、ただ経緯だけは知っておきたくて尋ねたまでのことだったのだが、役場の担当者さんが「今日の午前中はminillaさんだけですので、よろしければ時間長めに取っていただいても構いませんよ」と言ってくれたので、遠慮なく1時間弾かせてもらってきた。

 

会場のピアノはヤマハ、確認するの忘れたけど多分C2かC3。固いものにぶつけたのか、塗装が欠けていたり、塗装の下の木まで少しえぐれてしまっていたり、といった小さな傷がいくつかある。屋根を開けたらフレームに薄く錆が浮いていた。この道の駅はオープンから約10年になるが、新品が10年でこうなるとは思えない。もともとかなり年季の入った中古品だったものを入れたと考えるのが妥当だ。統合で閉校した小中学校のお下がりか何かだろうか。

 

今回のイベントでの使用にあたって調律を頼んだ形跡はなく、中にうっすらと埃がたまっており、汚れが付着している鍵盤もある始末。最後に調律したの、一体いつなの…? 私の音感はさして鋭くもないから、音楽をやらない人ならまず気づかない程度の音のずれなら許容はできるけれどもさ。それでも、調律はちゃんと入れてほしかったよ…。

 

弾き心地はちょっと硬め、音もちょっと硬め。残響が長く後を引くようなことはなく、懸案事項だった「ジュ・トゥ・ヴー」のペダルの件は、そんなに神経質にならなくても大丈夫そうだ。ただ、E4の鍵盤の鳴りが微妙に弱い感じがして、第4小節でこの音を効かせる必要があるので、ちょっと頭が痛い。

 

「エンターテイナー」のほうは、貸練習室で面食らった高音部の金属的な響きは特に出なかった。これは現状でOK。鍵盤がやや重め・硬めなので、絶対に力まないことだけ注意。