元気なシニアであり続けるためには
ヒトは、社会の中で進化してきた生き物です。
社会の中、集団の中、コミュニティの中で何かしらの役割を背負っています。
その役割を果たした結果、人の役に立っている、と感じることができれば、元気でいられるのではないでしょうか。
どのようなかたちでもいいです。集団の中で、自分の役割を見つけてください。
やりがいを持って、世の中のためになるようなことにチャレンジしてみてください。
また、社会の中で進化してきた私たちは、独りでは絶対に生きていけません。
家族や友人など、コミュニティ内での関わりがあって生きている。
その人たちとの絆によって生かされている。
人との絆を維持するよう、心がけてください。
歳を重ねても、家族や友人と一緒になれば、何かを成し遂げることだってできます。
人の力を借りながら、自身のモチベーションを上げていく。そういったことが重要だと思います。
小林先生にとってシニアとは
私は大学の教員を生業としています。つまり、教育者です。
どのようにしたら学生の研究がうまく進むのか、如何にして専門性を突き詰めてもらうか、などを常に考えています。
そういった意味で、教育という観点では、既に私はシニアなのかもしれません。
一方で、大学教員は研究者でもあります。研究者は常に新しいことをやっていなければなりません。
つまり、シニアになりようがない。
新しいことが出てきたら、ゼロからそれを学んでいかなければならない。常に、若い研究者とのガチンコ勝負です。
なので、私は教育者としてはシニア、研究者としてはバリバリの現役、の二刀流でやっていきたい、と考えています。
選手兼コーチ、といったところでしょうか。