深く刻まれた顔の皺は、その葉巻をくわえた側で、砕けるように笑っていた。社会主義制度のもと、物欲も哲学も、書籍も何もかも、必要最低限しかないその世界で、巨大な葉巻をくわえたその人だけが笑っていた。教科書に載っている正義と、正しい経営手法が、人生を作る王道なのだろうか?人は、不満足や、不均衡の中で笑い、そして幸せを表現することだってできる。であるならば、やってはいけないことは何なのか?
あるべき姿と理想とともに、正誤判断の誤を、人の欣司のもとに組み立てることが必要なのではないだろうか?