12/3 大川入山 白い羊はいますか? | がんちゃんの雪山讃歌

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石川の山スキーヤーがんちゃんが登山、山スキーを中心とした日常生活や山への想いをつづります。
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土曜日は南信州の「大川入山」に行ってきた。

前週にはそこそこ白山にも雪が降ったしなぜにわざわざ遠く南信まで?と思われるかもしれないが理由はふたつ。

前週は東京出張で山スキーの準備ができなかったこと、それから冬の時期ならではの大川入山の「白い羊」に会いたかったことだ。

大川入山の羊だったら冬ならいつでも見れるでしょ?と思われるかもしれないが、本格的な雪山シーズンに突入すれば山スキーメインになるので羊どころではない。雪が少なくて地雷が多い今の時期だからこそ大川入山なのだ。

Mさんもこの山は未踏だということだったので車2台で軽く縦走することに。チャリがあれば1台でもやれるだろうがせっかくなのでご一緒しましょう。

 

その「白い羊」というのは霧氷のことだ。

霧氷を見るなら朝一が基本だが、移動時間やら予報の状況を踏まえて少し遅めの9時出発とした。

そんなに遅くて大丈夫?と思われそうだが稜線はそこそこ風もあるし気温も低そうなので昼前でも霧氷は残っていそう。

それに朝はガスがかかっていたので少し遅めの方が晴れる可能性がある。滅多に来れる山域ではないので当たれば嬉しいし外れればガッカリ。賭けみたいなものだった。

 

今回は白い羊を目当てに信州百名山の「大川入山」を目指す。

 

出だしからめっちゃ急登。そしてすごい根っこ。

 

1つ目のピークは「横岳」。そこそこ広くて休憩にはちょうど良い場所だった。

 

ずっと霧氷の気配はなかったが大川入山方面にははっきり霧氷が見えた!

 

ここまでしっかり広く刈り払われている登山道も珍しい。

 

おお!青空も出てきて霧氷も見えている。これは期待できそう。

 

針葉樹好きにはたまらん。

 

でた!これが大川入山の羊か!

 

すごい大群。すれ違った人によると朝はガスで全く見えなかったらしい。

 

白い花火

 

大川入山初登頂!

 

大当たりだった。欲をいえばもう少し晴れ間が欲しかったところだがこのガスのおかげで霧氷がこの時間まで持ってくれた。

視界もあったし笹原に放牧される白い羊の大群も拝むことができた。

この霧氷群は山頂の少し先まで続いていた。

 

山頂を過ぎても霧氷の森は続いた。

 

1,800mから上だけ霧氷がついているという奇跡。

 

日の光を浴びて輝く凍った枝

 

とても昼前の光景とは思えない。

 

大川入山の山容。東から見るとまったく霧氷がない

 

山頂から北のルートはほぼ貸し切りだった。木の葉を踏みしめながらのゆるハイキング

 

あららぎ高原の登山口まで降りてきた。

 

旧あららぎ高原スキー場に下山。デポしておいた車で治部坂峠まで戻った。

 

どの程度の確率で白い羊が見られるのか知らないが、とても良いタイミングだったことは間違いない。

もし霧氷が見られなかったらいつかリベンジしなければならなくなったが一旦これでお腹いっぱい。

さあ来週からはいよいよ山スキーシーズンスタートできるかな?

 

ルートやコースタイムなど詳細情報はヤマレコへ!