10/29 北岳-小太郎山【1日目】 | がんちゃんの雪山讃歌

がんちゃんの雪山讃歌

石川の山スキーヤーがんちゃんが登山、山スキーを中心とした日常生活や山への想いをつづります。
ヤマレコもやってます。(HN:Sanchan33)

先週末はオーソドックスにテン泊で北岳に行ってきた。

北岳は今回で5回目。秋に登るのは初めてだ。

5回のうち4回がテン泊。1回は日帰りで農鳥を絡めて周回した。

最近はほぼ日帰りばかりしていたので自分でもこの北岳に関するテン泊頻度はちょっと意外だった。

 

チーム最高やんのMさんが寒空のテン泊を経験しておきたいということで同行決定。

Mさんはテントも冬用のシュラフも持っていないので85リットルのザックを引っ張り出して体力づくりがてら自分が背負って登ることになった。シュラフ2個とありったけの食材を詰め込んだら85リットルでも一杯になった。

冬はどうしても寒さ対策で着るものが増えたり雪対策でアイゼン等が必要になるので装備が重くなる。

 

初日の土曜日は5時半の乗り合いタクシーで芦安から広河原に向かう。

この区間を車で移動するのは9年ぶり。

すっかり日も短くなったが広河原に到着する頃にはすっかり明るくなっていた。

 

初日は広河原から白根御池小屋を経て肩の小屋まで向かいテント設営後に空身で北岳山頂を往復する。

久しぶりに故郷の山でテン泊がてら夕刻の景色を楽しめるのが嬉しい。

いつになく重たい荷物で思うようなペースで歩けなかったが、10年前もこんな感じで歩いてたっけな…と初心を思い出させてくれた。

 

広河原も9年ぶり。広河原山荘が新しくなっていた。

 

いきなり目的地となる北岳が目に飛び込んでくる。意外と近い。(実際距離も近いけど)

 

吊橋からスタートの山は好感が持てる笑

 

さすが百名山の中の百名山。登山道の歩きやすさはピカイチ。

 

この季節にそぐわない85リットルザック。よいトレーニングになった。

 

基本的に自分はヘルメットを被る主義だが、この日ヘルメットを被ろうとしたら壊れていることに気が付いた。

長年愛用してきたチャリ用ヘルメットだったが今回はただの荷物になってしまった。新しいヘルメットを購入しなければ。

 

白根御池は薄氷が張っていた。ストックでつつくと簡単に割れた。

 

白根御池と鳳凰山。

 

草すべりの急登はなかなかの試練。涼しくて良かった。

 

八本歯と大樺沢。ここだけ見るとすっかり雪山だ。

 

冬を待つナナカマド。

 

草すべりから稜線に出たところで北岳バックで。

 

甲斐駒ヶ岳と小太郎山に続く稜線。翌日歩く予定。

 

北斜面は踏み固められた雪が残っていた。チェーンスパイクで歩く人が多かった。

 

登りはまあ滑り止めがなくても大丈夫。

 

バットレスにちょっとガスがかかってかっこよかった。

 

もうちょいでテン場だ。

 

肩の小屋から眺める甲斐駒ヶ岳は一番白くてピラミダルでかっこいいと思う。

 

本日のお宿。風をしのぐ形でハイマツの陰に設営。これが正解だった。

 

肩の小屋に立ち寄りつつ北岳の山頂へ。

 

山頂までの登山道にも圧雪箇所が残っていた。

 

仙丈ヶ岳も近いしでかい!

 

賑わう山頂が見える

 

ピクった。2位じゃダメなんですか。

 

間ノ岳に続く3000mの稜線。

 

北岳山頂から白根御池と広河原を見下ろす。

 

しばらくのんびりしたら下山開始。

 

鳳凰のオベリスクをアップで。

 

雲間から顔を出す富士山。先週と比べて雪は減った。

 

夕方、雲海に浮かぶ影北岳ゲット。

 

頬を赤らめる貴公子。

 

絶景・・・

 

不思議な模様を演出する雲と夕日。

 

槍穂と笠ヶ岳。

 

星空と北岳。

 

やっぱりアツアツの鍋でしょ!

 

夜は予想通り寒かった。昼間はぬかるんでいた地面がカチカチに凍るほどだ。

寒いテントの中でいただく鍋も期待通りの味だった。

Mさんは850のシュラフで自分は450。この寒さでスリーシーズンは大丈夫なのか?と不安だったが意外とぐっすり眠れた。

またひとつ寒さに対する自信につながったかも笑

 

二日目に続く…

 

ルートやコースタイムなど詳細情報はヤマレコへ!