2022夏山は劔かな① | 山ときどきポンコツライダー☆

ところが…
この時期、富山県民の割引のような
アレがあったらしく…
まさかの平日始発予定のケーブルカーを
大勢の観光客やキャンパーで長蛇の列、
1時間以上待たされる…という


明日は崩れるから、
今日一気に室堂から山頂まで登って
降りて小屋に泊まろうと思ったのに…
この1時間半のロスが

劔フラグが突然立ったのは、先週。
会長が「月末、劔に会いに行く。」
「劔に相談したいこともあるしな。」って
言ったのを聞いて

私も劔に登ったら、合格するかな…
揺れる気持ちの持って行き場を
そんなところへ設定する




さり気なく息が苦しいのは、
あのガスのせいなんやろうなぁと思う。


いつもいつもこの色を見ると、
大阪の子どもたちに見せたいと思う

水色は、水の色から来たんですよーって。
1時間40分…
別山乗越に 到着した頃、ガスってきた


劔御前小舎
11:02
ちょっと食べたり休んだり…
あんなにもケーブルカーはコミコミなのに
ここには大して人がいない。
ほぼほぼ雪渓もないであろう剣山荘への
耕された道を行きます




後で調べたら、文科省の夏山基地。


ガレてきたら、
なんか来たなぁ~って感じがして良い

分岐からは、より一層ジャンジャン下る。

ということは、明日はジャンジャン登る


剣山荘にちょうど
12:00到着

室堂から2時間40分。
山頂往復4時間半ぐらいか…

劔は、11時までに小屋を通過という
目安があるようだけど…
まぁ17時には戻れるかなと思うし
とりあえずデポして荷造り

ビバークの用意は持って行ってと
小屋番さんに言われたので、従う。

やっと岩場やなぁ~


小屋が小さくなってきた頃、
お水を入れてくるのを忘れたことに
気がついた

アミノバイタルあるし、がんばろかな…

ガッツリな鎖と、番号札

目指すは安心安全な百名山



ガスが濃くなって、崩れそうな予感…
すれ違った若い男性が
「勇気ある撤退を」って言ってたけど
なんか今は辞めるタイミングじゃなかった。
まだまだ進む。

すれ違ったおじいさんと話をして
お水忘れて~って話をしたら、
おじいさんとご挨拶をしてから
しばらく登った所で、
美味しい


見上げたら、
前劔の取り付きまで来ていた。

急に気が済んだ。
まさに、気が済んだ。

3番の鎖を降りてきた所で、
さっきのおじいさんと再開

やめました~
とか言いながら、
お先に下る。


しばらく下った頃、雨が降ってきた。
戻って良かったな


一服劔まで戻ってきた


ここでおじいさんとまた再開


ここから、話をしながら下る

75歳から百名山を初めて、
なんと今日で99座目なんだって。
生きてきた証として残したかった。
山に登る思いは、それぞれ

おじいさんは私を止めなかったけど、
気をつけてと頂いたお茶が、私に響いた。
大阪のおてんば娘な!と
最後に言い残して、テン場へ…


小屋でおでんと生ビール

それでは足りず、早めの夕食と乾杯


この「立山」のおちょこは、
ケーブルカーの待ち時間に買ったもの。
鮎の燻製を囓りながら
「立山」で一杯していると・・・


たくさんおつまみやお酒をいただいた

山形県から来たおじさん2人組、
赤チェックのニッカポッカ-のおじいさん、
ノースフェイス好きの長野県42歳

山形おじさんのウィスキーを頂き
楽しい気分


正面に鹿島槍がどーんと見える

五竜がどれかって話で
違う、あっちが五竜だ
と
赤チェックおじいさん


あーでもない、こうでもないと
夢中で頭を振り絞って山の同定をする。
あれが五竜(仮)として、
あれが八峰の鞍部でしょ
私は五竜が1番好きなんです!
と主張する


鹿島槍の双耳峰、北峰が見えた

そして爺が岳も。
あ~…


五竜から鹿島槍へ向かう稜線を
頭の中でなぞる。
来年の夏は、晴れ晴れした気持ちで
あの山をつなげて歩きたいな


ずーっと、ずーっと、
見ても見ても飽きることがない。

皆さんが小屋に戻っても、
1人じぃーっと取り憑かれたように
山で満たされていくようで、
胸がいっぱいになった。
五竜岳の山頂で、
“わたし”の小ささに驚いた時と同じ
がんばらなくても良いんだって気持ち。
泣きたい時、わざと悲しいドラマを見て
号泣するって話を聞いたことがあるけど
私は山でじゅうぶん。
劔に登ったら、合格する。
変な願掛けをするほど、
心が疲れていた。


暗くなる頃、ノース君が戻ってきて
たくさんたくさん山の話をした

山小屋で出会う、この時だけの関わりが
とても心地良い時がある。
空は満天の星空で、
明日は晴れるに決まってるっしょと
不安をかき消すように

明日の天気を案ずるこの感じ、
久しぶりやな


夢中で話してたら、消灯時刻

おやすみなさい


