「宮崎正弘の国際情勢解題」:  ガザ地区の過激派との11日間戦争は「初のAI戦争」とイスラエル軍 | 護国夢想日記

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 日々夢みたいな日記を書きます。残念なのは大日本帝国が滅亡した後、後裔である日本国が未だに2等国に甘んじていることでそれを恥じない面々がメデアを賑わしていることです。日本人のDNAがない人達によって権力が握られていることが悔しいことです。

「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和三年(2021)5月29日(土曜日)
通巻第6927号   <前日発行>
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 ガザ地区の過激派との11日間戦争は「初のAI戦争」とイスラエル軍
   暗号名「錬金術」「ゴスペル」「賢明の深さ」という作戦の全容
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 5月10日、ロケット弾が、ガザから1000発以上打ち込まれ、イスラエル側の市民に犠牲者がでた。

 

イスラエルはただちに「自衛権の行使」として軍事的反撃に出た。

 

ハマス軍司令官やジハードの幹部らが集中して犠牲となり、やおら米国が仲介に乗り出して停戦に到った。

 この戦争は「初のAI戦争だった。

 

基盤はAIによるデータをスパコンが処理したことが大きい」とイスラエル軍が評価していることが分かった(『エルサレム・ポスト』、2020年5月27日)。

「戦法の革新はテクノロジーの改良による」と評価され、ハマスやジハード幹部の特定、拠点移動の情報がGPSによりリアルタイムで把握され、イスラエル軍の出撃を効果的なものとした。

 暗号名「錬金術」『ゴスペル』「賢明の深さ」という作戦はいかなるものであったかと言えば、イスラエル軍は下記四つの情報を統合して、敵を割り出し攻撃する処理が可能となっていたとする。

すなわち

 デジタル処理インテリジェンスが[SIGINT]。
 

ビジュアル処理は「VISINT」。

 

従来の人間による情報収集と評価を「HUMINT」。

 

地理的データ情報が「GEOINT」としてスパコンで瞬間的に処理された。

 暗号名『ゴスペル』は、具体的にはテロリスト拠点の割り出し、幹部の特定、そして移動情報のリアルタイムでの伝達、軍へ攻撃目標と、使用する兵器の選別も示唆が可能なAIが機能した。

ガザ沿岸部から洞窟陣地へ武器がイランなどから密輸、陸揚げされ、トンネルを運搬される兵站ルートなどは、何年も前から情報が集められていた。

 

トンネルも空爆でイスラエルは破壊した。

とりわけハマス幹部の拠点は学校近くが多く、戦闘時間の短縮のためには30キロ爆弾が使用されたという。

 

ガザ市民の犠牲を回避するために、テロリスト選別が重要だが、これをAIが処理したことになる。

 テロリストの移動もリアルタイムに掌握されていたので、日頃からの情報重視がイザ鎌倉で大いに役に立ったことを証明する戦争となった。

 

 わが自衛隊、この戦争を如何に総括したのだろう?

     ◎☆◎◎み☆◎□☆や□◎◎☆ざ◎◎□☆き◎☆◎◎