「宮崎正弘の国際情勢解題」 2024,トランプが再選に挑む可能性はそれほど高くない | 護国夢想日記

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 日々夢みたいな日記を書きます。残念なのは大日本帝国が滅亡した後、後裔である日本国が未だに2等国に甘んじていることでそれを恥じない面々がメデアを賑わしていることです。日本人のDNAがない人達によって権力が握られていることが悔しいことです。

「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和三年(2021)1月9日(土曜日)
通巻第6756号  
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 2024,トランプが再選に挑む可能性はそれほど高くない
   共和党最有力候補はポンペオ、そしてペンス、マルコ・ルビオと続
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 小誌では昨夏以来、トランプ再選に赤信号が灯ったこと、オッズ・メーカー(ネットの賭けサイト)が6月にバイデンに逆転したことなどを報じ、「そこに最悪のシナリオがあるとき、事態はそちらに進む」と予測してきた。

 

保守と言われる陣営では、トランプ圧勝という熱気が支配し、小誌の意見は少数だった。

 11月3日の投票結果をめぐり、不正選挙、コンピュータの誤魔化しなどが指摘された。

 

だが、冷徹にいえば、トランプは勝負に勝って試合に負けた、のだ。

 

あたかも家康が、小牧、長久手の戦いで、秀吉に「勝負で勝った」ものの「試合」に負けたように、敵はあらゆる手段で戦争を戦い、そこには善意、誠意は通じない。

 

共和党保守派は「人が好すぎた」のである。

 さて1月20日のバイデン就任式にトランプは出席しないとし、支持層をさらに岩盤のように固めつつ、あたらしい政治運動を始めるだろう。

つねに反バイデンの世論形成を牽引するかたちで、政界の「闇将軍」として政治を継続させるだろう。

 しかし2024年という四年後の再選を予測すれば、事態はつねに流動し、それも加速度的に激変をとげて往くだろうから、トランプ再選のシナリオの前に波瀾万丈の不可知要素が転がっている。

 もし、2024年にトランプが立候補しない場合、一般的にはペンス副大統領が有力視されるが、代替候補として最有力のイメージを付帯するのはポンペオ国務長官である。

 

トランプ外交のほぼすべてを取り仕切り、実践した実績もある。

 議会人ではトランプ外交の急先鋒として反中国の強硬派チャンピオンは、マルコ・ルビオ(フロリダ州選出、上院議員)、

 

つづいてッド・クルーズ(テキサス州選出上院議員)だが、どちらかと言えば前者は保守本流。後者は茶会系である。

 もうひとり虎視眈々と大統領選を準備しているのはニッキー・ヘイリー元国連大使。

 

インド系アメリカ人女性として、もしカマラ・ハリスが出馬となれば、共和党も女性候補に切り替える可能生がある。
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