「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和2年(2020)9月11日(金曜日)
通巻第6642号
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台湾防衛は「曖昧戦略」だったが、トランプ政権は「曖昧戦術」へ
台湾防衛を「明確な戦略」化け、ポンペオ国務長官の発言の意味
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「台湾防衛法」が米議会に提出されたのは七月である。
中国が香港
米議会には台湾防衛を明確にする
下院議員の一部は「台湾は独立国だ」と
米議会にいま、媚中派はいない。皆無である。
過去40年、中国の軍拡は予算だけでも九倍に膨張し、空母二隻、
軍事覇者として君臨してきた米国が、その地位を脅かされているこ
米国の台湾政策は「曖昧戦略」と言われた。
とくに「台湾を守るかどうかは土壇場まで曖昧にしておくことが、
その
ポンペオ国務長官は、この曖昧戦略を「戦術」とグレードダウンし
日米はともに、「中国は台湾を不可分の領土である」としているこ
トランプ政権になってからは「台湾旅行法」(これにより、アバー
中国の操り人形と化したWHOからは脱退を
これによって安堵感を得たのが台湾企業でもある。
ファーウェイ(華為技術)への最大の半導体サプライヤーとして知
以後はアリゾナ州に120億ドルを投資する新工場建設を発表した
まるでトランプの台湾防衛に御礼を言っているようなものである
米国議会の動きは、台湾防衛からさらに踏み込んで、台湾との国交
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