■□━━━━━━━━━━━━━━━━□■
『三橋貴明の「新」経世済民新聞』
2020年7月6日
竹中平蔵パソナ会長の ワクワクビジネス
From 三橋貴明
■□━━━━━━━━━━━━━━━━□■
【今週のNewsピックアップ】
日本をダメにした財務省と経団連の欺瞞(前編)
https://ameblo.jp/
竹中平蔵のワクワクビジネス
(日本をダメにした財務省と経団連の欺瞞(中編))
https://ameblo.jp/
疫病対策を国民に丸投げする日本政府
(日本をダメにした財務省と経団連の欺瞞(後編))
https://ameblo.jp/
誤解している方が少なくないのですが、
別にグローバリストは
「黒幕」ではありません。
皆、普通に表に出ています。
無論、彼らの裏に「黒幕」がいるのかも
知れませんが、実のところ本質では
そこではありません。
表に出て、政権に影響力を与え、
政策を自分(あるいは黒幕)に
都合がいいように動かそうとする連中は、
別に「無敵」ではないという点が重要なのです。
民主制の国家において、
彼らが望む法律制定・改訂を
実施する責任者は、国会議員です。
自ら国会議員になるならばともかく、
国民の票の束を背負う議員たちに、
「自己利益最大化」の政策を
推進させるのは、本来であれば
困難極まりないはずなのです。
だからこそ、国会議員、民主制という
「グローバリズムを妨害する可能性が
ある勢力・制度」を迂回するルートが
必要になります。
アメリカでは、大企業・投資家と
政治家を繋ぐ「ロビイスト」が
大活躍をしています。
企業や投資家は、自分たちに
有利な法律を、ロビイストを経由した
「カネの力」で実現しようとするのです。
日本の場合、首相の諮問機関に
過ぎない○○会議が乱立し、
そこに入り込んだ民間人
(民間議員ではありません)が
「自己利益最大化」のための政策を
推進しているのは御存じの通り。
もちろん、諮問会議とはいえ
「無敵」ではないため、
世論誘導は欠かせません。
例えば、政府に公共資産を
「叩き売り」させ、
安価に手に入れたいという
「邪」な意図を持つ人は、
どうするべきでしょうか。
まずは、緊縮財政、財政破綻論を煽る。
政府に「カネがない」という嘘の情報を
国民に浸透させ、その上で
「過去の外国の事例」や
「妄想の未来像」を持ち出し、
「政府が公共資産を売り払えば、
全て巧くいく。実際、○○国では巧くいき、
△△に成長した」
と、嘘八百をまき散らせば、
国民が「そうだよなあ」となり、
やがて公共資産の叩き売りが
実現することになります。
まんま、上記のスキームを
竹中平蔵氏がやっていたので、
笑ってしまいました。
『竹中平蔵@HeizoTakenaka
https://twitter.com/
都知事選が終盤を迎えているが、
重要政策が議論されていない。
東京都の巨額の資産を市場で
売却することだ。
イギリスでは、サッチャーによって
国有企業が資産市場に売りに出された。
結果的にそれが、資産市場を活性化させ、
シティが世界一の金融センターになった。
東京都には、売れる資産が山ほどある。』
多くの国民は、グローバリズムの
「手法」に関する知識を欠いているため、
竹中氏方式のプロパガンダにコロリと騙され、
「そうだそうだ!
国や自治体は、公共資産を売り払え!」
と、自分たちの首を絞め、
竹中氏ら「特定の誰か」ばかりが
儲かるスキームに、
むしろ賛成してしまうのです。
グローバリズムの嘘に対抗するためには、
正しい知識、知見を身に着けるしかありません。
だからこそ、三橋は小学館から
「日本をダメにした財務省と
経団連の欺瞞」を刊行したのでございます。
https://amzn.to/38q1LPW
是非、ご一読を!
【一般参加可能な講演会のお知らせ】
三橋経済塾 第九期 第七回講義
令和2年7月18日(土)
那覇市 TKPネストホテル那覇センター
https://ws.formzu.net/fgen/
※三密を回避するため、
広めの会場で人数を絞った開催となります。
お申込はお早めに。
◆「日本をダメにした財務省と
経団連の欺瞞(小学館)」が刊行になりました。
https://amzn.to/38q1LPW
◆「自民党の消滅(ベストセラーズ)」
(書籍版)が刊行になりました。
https://amzn.to/3dEIFqS