"E Natural Minor"から"E Major"ゑと(鹿児島県産)黒毛和牛 | 【喰(SHOKU)レーベル】アルバムリリース情報!

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先日,大信田礼子さん(73B)が歌唱した楽曲「女はそれをがまんできない」についてイカに書きました。

 

 

この曲につきましては,1996年05月26日(日) 16:15 という作成日の日付から察しますと,去んじ25年前にMIDIファイルが作成された痕跡が残っております。

 

 

その後,曲の中途での"E Natural Minor"から"E Major"への転調が,1996.06.29(土)《夜間の西荻窪》に最終的に完遂されたと,「南南西の風の中で」(岩崎宏美さん【63B】)風の便りに聞いた旅の御方が,京都府京都市東山区の〈頬を刺す朝の東大路通〉にいはったのではないか? などと思うたことも,今となっては懐かしい想ひ出でおます。

 

 

 

先週の日曜日から,伝聞ではSancantionによって再開されたと言われる『女はそれをがまんできない』再アレンジProjectは,今週末に此岸から彼岸へと,太い藍の地軸を跨いだ可能性ゔぁあります。

 

 

昨日は,『女はそれをがまんできない』のサビ部分にRide Cymbalを加えるのに,大変難儀したのです。

 

Ride Cymbalは,うまく嵌ると曲に疾走感を与え劇的な効果を齎しますが,あかんときは,全く逆に前面をべったりと覆ってしまい,グルーヴが失われる結果になるときもあります。問題はRide Cymbalの音色とEnvelopeなのですが,とりわけEnvelopeについては,アタックが速くリリースが短めのものを選ぼうとするのですが,すぐにしっくり来るものはなかなかないのです。

 

そんなときには,3時間ばかりインターバルを置くことで,大抵は解決ばするとです。

 

試行錯誤をしているときは,様々な音を取っ替え引っ替えして,試しては変えを繰り返しますが,音の洪水の中に陥ると,どれがヨイのか全くわからなくなるものです。つまりは,ひとつの音色は絶対的なものでは決してなく,曲を構成する時空間に於いて,常に既に相対的なものだと思うのです。

 

ですから,3時間ばかり外出し,紅葉はまだまだではありますが,外気にあたると,脳内がリセットされて,全く違った音感が齎されることによって,それまで気が付かなかったところに耳が行くようになるものでございます。

 

それで,実際に解決したのです。

 

 

本日は,わたくし,愚かな女になりそうです○カイカソ,ではなくて,ついに"E Natural Minor"から"E Major"への転調を成し遂げたんですの。

 

 

もともとキーがE Minorの曲を,中途から無理矢理E Majorに変えるなど曲を壊してしまう,というご指摘を旅の御方からいただくこともありますが,実際にやってみますと,たいへんに劇的な変化を楽曲に齎します。

 

テンポは同じなのに,キーがE Majorに変わりますと,グルーヴが変わり,Ride Cymbalの項で述べたのとはまた異なる疾走感が曲に贈与されるのです。ですので,一旦E Majorに変えたらエンディングまでそのまま通します。

 

どういたしませう? 天鵞絨の海にも。

 

 

ちなみに,E Minorちと申しましても,スケールで申しますと,3種類あるということを本日知ったんですが,詳細については語り兼ねます。

 

1. E Natural Minor

2. E Harmonic Minor

3. E Melodic Minor

 

 

実を申しますと,『女はそれをがまんできない』に使われているコードには,キーのEmに対して,解決前にB7が含まれています。B7であるならば,その属音から考えると,E Harmonic Minorのほうが相応しいのではないかとも思うのですが,実際にやってみますと,E Natural Minorのほうがしっくり来たのです。

 

兎にも角にも『女はそれをがまんできない』の転調は,"E Natural Minor"から"E Major"ゑで概ねうまく行きました。

 

で,『女はそれをがまんできない』の再アレンジは,ぼほほぼ完成形へと近づいておるのではないかと思われますが,本日の夕餉には,数か月前にギフトでいただいた,黒毛和牛(鹿児島県産)をいただいたことを付け加えさせていただきます。