"Carex Kobomugi"とは,コウボウムギという海浜に生育する麦のことだと言います。言うまでもなく,コウボウは,弘法大師空海その人(遍照金剛)に由来するらしいです。
このコウボウムギは,地下茎をとてたまに広大に延ばして,砂浜のそこかしこに,地上に出る茎を,ぽこぽこと出現させるのだそうです。これこそは,まさしくリゾームの一形態と言っても過言ではありますまい!
ということは,これはわたくしの全くの勝手な想像に過ぎませぬが,
ここでも,空海さんとリゾームには,明らかな縁起が感じられると言わざるを得ません。
リゾームとは,言葉を換えれば,まさしく「器官なき身体」のことと言ってもよいかも(鴨)しれませぬ。空海さんの言わはった三密の中の「身密」こそが,同時に「器官なき身体」へと至る方法などと申しましたら,あまりにも穿ち過ぎでありましょうか。
実を申しますと,今を遡ること10年前の初夏から盛夏にかけて,Sancantionは,"carex kobomugi"に始まる楽曲群の制作に没頭しておりました。その内訳は,イカの10曲になると言います。ちなみに,イカはあぶったジョルジョルイカでよかです。
1. carex kobomugi
2. el mundo del diamante
3. les aventures de Sukimiyast P
4. magazzino di aria sottile
5. dieci case teoria sensibile
6. les aventures de Sukimiyast R
7. e passato attraverso ragione
8. mondo di mondo del negozio di utero
9. les aventures de Sukimiyast Q
10. carex kobomugi (Reprise)
これらの10曲は,4か月の歳月をかけて,あたかもコウボウムギがその地下茎(リゾーム)からぽこぽこと,地上のそこかしこに,多種多様体として「器官なき身体」を発現させたかの如く,生成されたとです。
ちなみに,所用の時間で申しますと,もともと,5分間くらいに過ぎなかったものが,彼岸過ぎには35分間へと至ったと言うことらしいです。
昨日の夜の夕餉後,初めて喰したのが,クロワッサン鯛焼きの粒あん入りになります。
通常の鯛焼きに比べますと,皮の部分が格段に薄く,とてたまに食感がよかです。また,粒あんもたいへんに美味でしたので,思わず今日も追加購入に出かけてしまいました!
少しトーストなどしますと,ウイッゾ・チョコレート株式会社の「さくさく蛙チョコ」も顔負けと言ってもよいくらいに,さくさくの食感が得られるかもしれませぬ。とはいえ,わたくしは,言うまでもなく,今までにイラクへの渡航経験は全くなく,その結果として,「さくさく蛙チョコ」を喰したことは,全くございませんので,あくまでも想像に過ぎませぬが。
本日から,季節はすっかりさびしい冬で舗道の上は枯れ葉ばかり,となってしまいましたが,Sancantionは,現在上述の"carex kobomugi"に始まる楽曲群に含まれる一部分だけを取り出した楽曲"Carex Kobomugi L+R"の再アレンジ作業に取りかかったところでございます。
しかし,念のため。ジョルジョルイカが食用に適するかどうかにつきましては,詳らかではありませぬ。