ウニ丼とまめぶ汁を注文したら

なんとウニ丼は売り切れ。

ついていない。

仕方なくまめぶ汁定食を頼む。

あ、

さっきからまめぶ汁って言ってるけど
あまちゃん見ていない方のために説明すると

その土地の郷土料理。

根菜などが入った醤油ベースの汁に
黒糖であえたくるみが包まれた団子が入った汁。

ドラマの中ではしょっぱいんだか甘いんだかどっちつかずで
決してうまくはないが懐かしくてまた食べたくなる味として

色んな場面で登場する。

そのドラマの食べ物をやっと食べれる。




味の感想は

しょっぱいんだか甘いんだかどっちつかずで決してうまくはないがまた食べたくなる味だった。


さて、

夜飯食べ終わり

見るとこみて(久慈駅前遅い時間はあまりみるとこがない)

やること無くなった。

なんとなく
街をまたぶらついて

居酒屋と宿探し。

ここがノープラン一人旅の醍醐味。

ここで今後のみのふりかたがかわるくらい重要な時間。

つぼ八、魚民、養老乃瀧等東京にもあるチェーン店はスルーして

スーパーやTSUTAYAもよって
地元の人にどこがいいか聞く勇気もなく

時間も21時になっていた。

遠くに見える
ドラマの中で出てくる
北三陸鉄道に肩をたたかれ




一軒の居酒屋に行くことに決めた。

磯や。

チェーン店ではないが
少し大きめな店で客の出入りもあったので期待出来た。

入ると店員のおばちゃんが
三席しかないカウンターに案内してくれた。

カウンターには俺と同世代か少ししたの若者二人の先客が店員のおばちゃんと話している。

その二人は仕事で宮城から来ているらしいけど

おばちゃんの「あまちゃんみてるー?」のフリに

「見てないんですよー」と答えていて

あまり会話が弾んでいない模様。

久慈市の方は今の時期
地元の人は勿論、他からきたひとはみんなあまちゃんフリークだと思っている感じ。

俺は大のあまちゃんフリーク、というかそのロケ地を見るためにやって来たので

めちゃくちゃその会話に入ってあれやこれや話したかったけど

ご存知

根が暗いので

酒を飲み酔いがまわるのをまった。

俺は

ご存知

酔いがまわると

誰とでもしゃべれて無敵になる。

それまでは
黙って地元の食べ物と酒を堪能しようと決めた。

といっても
まめぶ汁定食のおかげて腹一杯なので軽めに。



とりあえず瓶ビールと突き出しのまんぼうの酢漬け。

…まんぼうって!!

食べれるんだね。

味は、、旨くもまずくもなかった。
まんぼうのブヨっとした食感は苦手な人が多いだろう。

そして口を洗うように
瓶ビールを早々に飲み

日本酒に。

地元の物を飲みたかったので

メニューに書いていた

久慈市の日本酒

福来を頼む。

そしてさらに
こな土地ならではの食べ物と思い

耳にしたことのない
ソイの刺身とホヤも注文。




聞いたことのないソイの刺身が姿で登場。
顔面は写真とってないが
死ぬ前に悲鳴をあげているおじさんみたいな顔をしてちょいグロかった。

味は新鮮だか脂がのっているわけでもなく
ちょっとパサパサしている感じかな。

ホヤは聞いたことあったが食べるのは初めて。

見た目からしてブヨっていて
最初にホヤ食べた人の勇気の事を考えてしまう。

一度かじった瞬間ブヨっとした体からブジュっとでるしょっぱい海水…。

それを
久慈市の日本酒福来で流す。

これが
最高にうまいのよ。

その土地の食べ物をその土地の酒で飲む。

これ程至福のときはないね。

そんなこんなで
大分酔っぱらい無敵に近づいた俺。

その頃はもう隣のお兄ちゃん達は帰っていた。

そして店員のおばちゃんから「観光ですか?」と話しかけられた瞬間


ババーっとあまちゃん好きアピールを展開した。

その結果

その店員のおばちゃんからでるはでるは
あまちゃんエピソード。

そのカウンターにヒロシさん役の小池徹平が座っていた事や、
ロケをしていたとき久慈市のホテルがスタッフや演者で埋まっていた事や、
キョンキョンがスナックに行ってた事や、
監督がタコを持ってきて調理してくれといったことや、
エキストラに参加してきたこと等。

しまいには
他の店員のおばちゃんも来て三人で
あまちゃんトーク。

「あまちゃんの話が一番幸せ」と満面の笑顔で言っていたのが印象的だった。

しかし
エキストラに参加した話の流れで
久慈市ロケのラストシーンの内容を言っちゃいそうになっていたので

居酒屋磯やを後にした。

時間は22時半。

宿はまだない。


続く




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