ゴールデンウイークすることがない人。
お暇なら散歩の参考にどうぞ。
あまり行った事のない
日本橋。
日本橋駅があるのはしっていたが
日本橋という橋があることは
あまり考えたことがなかった。
その日本橋の二十代目がこの間の4月3日で
100歳になったという話をきいたのでお祝いに渡りに行った。
一代目は
1603年(慶長8年)
江戸の開府とともに架けられて日本橋を五街道の起点としてさだめられた。
それから
約300年の間度重なる火事の為に何度も架けかえられる。
そして
1911年(明治44年)
二十代目が誕生!!
それから
100年。
いまでも立派に川をまたいでいる。
上には高速道路が通っていて
気にしてみないと
この歴史ある橋も
ただの都会の風景に溶け込んでしまう。
橋から川をのぞく
江戸時代は舟がいきかい賑わっていたが
川にささる高速道路の柱。
明治44年架橋の際の
第十五代将軍徳川慶喜の筆による橋銘。
こんな字かいていたんだ。
うまいな。
「百獣の王」獅子が東京市のマークを抱えて四隅を守り威厳を表す。
「麒麟あらわるれば聖人生まれる」という中国故事にともない東京の繁栄を願って中央に麒麟を設置。
日本の道路の起点をしめす日本国道路元標。
昭和45年から毎年
市民の手で掃除されているらしく
今では1500人を超える一大イベントになっているらしい。
掃除されているが
焼夷弾が落ちた戦災の跡はあえて日本橋の歴史として残してあるらしい。
ゆっくり足を
とめてみてみると
知らなかった歴史が浮き彫りにされてきて
同じ
橋を昔の人は
何を考えて渡っていたのか
もし
当時の人達が今の日本橋をみたらどう思うか
たかがひとつの橋だけど
そんな事を考えながら
渡ると非常に面白い時間を過ごせた気がした。
日本橋100歳おめでとう。
本に載っていた
江戸時代の魚市の若い衆が行き交い富士山が見えた日本橋の絵
昭和32年ころの日本橋の写真