新宿京王百貨店7Fで
1月13日~25日まで開催中の
『第46回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会』にいってきた。
平日の朝10時半頃にいったのに
人がすげぇ!!
去年もこれにいったが
この駅弁人気は
なんなんだ!!
たかが弁当
されど弁当なんだろうな。
その土地土地の
料理店や弁当屋が
売上No.1を目指して
知恵をしぼって腕をふるうこの物産展は
夕方のニュースにも必ず出てきて数々のドラマが生まれている。
とりあえず
今年はどんなものがあるかチラシをもらう。
ざっと見ただけで
こんなにある。
それプラスひとごみ。
元気な青年だから大丈夫だがほかの人は疲れそう。
今年の目玉をみる
「新作駅弁対決」
新しく開通した
新青森までの東北新幹線と
鹿児島中央までの九州新幹線の二つの駅弁対決
東北新幹線は
新青森の
浜焼きホタテ海鮮ひつまぶし
九州新幹線は熊本駅の
鮎屋の極薦
俺がみた時間では
断トツ浜焼きホタテ弁当がリードしていた。
階段まで列んでいて超人気。
鮎屋の極薦はすぐ手に入る感じ。
こんなに差が歴然とするんだね。
確かに
鮎屋の極薦は
名前だけ聞いても想像しずらい。
そして中を見ても
売りにしているのが鮎の甘露煮と熊本地鶏天草大王の二つ。
なんかどっちつかずというかインパクトにかける感じ。
隣にいた夫婦の旦那がこんなことを言っていた、
「天草大王を焼いている所の上に弁当の箱を置いちゃダメだよ、客はみんな焼いたにおいに反応するんだから」
何ものかと思ったが
確かに言えている。
においは重要。
いかめしや常連組は
弁当の箱は上におかないでにおいを外にだしている。
そんな事思いながら
本日の昼食を探しにぶらぶらまわる。
この駅弁大会は
二つにわけられる
その場で実演販売されるのと
工場で作ったものが輸送されたもの。
まず輸送から
キャラクターものから
歴史ものまで
秀吉膳や信長膳なんかもあった。
しかし
やっぱりその場で作っている実演にひかれてしまう。
岩出東北本線一ノ関駅の前沢牛ローストビーフ肉巻きにぎり寿司。
うまそう。
静岡県伊豆急行伊豆急下田駅 伊勢海老弁当
伊勢海老が半身はいって
インパクトはあるが1400円という値段と食べずらそうなのであまり列んでいなかった。
そして去年売上第2位の
山形県奥羽本線米沢駅の
牛肉どまん中が
人気漫画とコラボ
原哲夫先生作「花の慶次」
人気のある作品だが
弁当のパッケージに思い切りこの絵がかいている。
ファンにはたまらないが
ご年配の方はどうみるか。
あまり列は出来ていなかった。
そんななか
ジュッウワァ~という音と同時にいいにおいがしてきた。
完全に俺の心をわしづかみされた。
鹿児島県九州新幹線出水駅 鹿児島黒豚赤ワインステーキ弁当。
さすがB級グルメの大会にも出ているだけあって戦い方をわかっている。
これに
決めた!!
ひとごみから抜けだして
屋上に行き
ハトを横目に
いざ実食!!
やわらかい鹿児島黒豚に赤ワインで作ったタレがかなり染み込んでいて
うまいっ!!
それにあうようなご飯は黄色いサフランライスにしてある。
付け合わせにエリンギを辛くしたもの
デザートにりんごのコンポート。
これらもうまい。
ただ
うまかったんだけど
この黒豚の味付けが
北海道の味付きジンギスカンの味がして
想像をこえなかったかな。
食べたい弁当はまだまだ
あった。
たかが弁当されど弁当
箱の中に広がる無限の可能性を見出だす食のアーチストたちの祭典!!
楽しかった。
ふと
駅弁と漫才は似ていると思った。
決められた枠の中で表現をする。詰め込めば良いって訳じゃなく、自分達のオリジナルの色がはっきりしていないとお客さんは食いつかない。
かといってインパクトだけあってもそこに経験やバックボーンがないと安心して手を出せない。
漫才作るのに
勉強になった。
また
行こう。