世間的にはパリオリンピックで盛り上がっているかもしれませんが、

目下遺産相続でもめているため、それどころではありません。

 

国が不動産の名義をいつまでも亡くなった人のままにしておくと、罰則規定を

設けたそうで、それが引き金になって父親の不動産に関して遺産相続問題が

起きました。

 

うちの父親は、親族に自分の不動産を勝手に名義変更されていて、それを

お金をかけて裁判をやって取り戻すという壮絶な経験をした人だったので、

少しでも父親の名義を長くしてあげたいと思い、名義を変更していません

でした。

 

それに祖母名義の土地(雀の涙のような評価額)が残っており、当時揉めに

もめて父方の全親族と断絶になって以来、ほったらかしになっていた所で、

仕方なしに父親が固定資産税を払っていました。こんな土地の名義を今更

なんとか解決しようとしても、無理なのは火を見るよりも明らかなのです。

 

田舎に農地を持っている人は知っているかもしれませんが、田舎の細切れ

状態の農地というのは、どうしようもなく、タダであげるからと言っても

固定資産税の支払いがあるため、誰も要らないというのが現状です。

 

これらの状況がよくわかっていない弟が、今回無理難題をふっかけてきた

ため、こちらも心を鬼にして対抗しなければならない状況に陥りました。

 

そこで、お金はかけたくないので、市民のための無料法律相談に申し込んで

弁護士さんに相談したり、市役所の固定資産税課や農業委員会に出かけて

事情を話して、費用の掛からない&手間もかからない解決法を探している

うちに、市役所では宅地になっている場所が、農業委員会の台帳では農地に

なっているのを発見しました。

 

宅地と農地では、評価額がまるっきり違っていて、本来払わなくてもいい

税金を払っていた可能性があったのでした。ということで、市役所が間違って

いるのか、農業委員会の台帳が間違っているのか分かりませんが、取り敢えず

市役所に関係書類をもって説明しにいくことになりました。

 

最近、不動産を「負動産」と言っているのを目にしますが、住む家でなければ、

不動産は「負動産」なんだと実感する日々です。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。