2024年6月9日サウジアラビアとアメリカの間で交わされた石油決済には

アメリカドルを使うというオイルダラー協定を更新しないとサウジアラビアが

アメリカに通告したそうです。

 

これは、金融的には世界的な一大事なのですが、マスコミは敢えて?わざと?

あまり触れていません。

 

これは、サウジアラビアがアメリカを見限って、BRICKSというかグローバル

サウス(先進国以外の世界の国々)の側に付く(=先進国を見限った)という

ことで、これでアメリカドルの崩壊が起こるかもしれないということです。

 

おまけに今開催中のG7で、「欧米などで凍結されたロシア資産の運用益を活用し、

ウクライナに対し、500億ドル(約7兆8000億円)規模の資金支援を実施する

ことで合意した」と毎日新聞のニュースに出ていましたが、これって、自由主義

経済を支持する側が、絶対にやってはいけないこと(by 副島隆彦先生)なのです。

 

そもそも私たちが安心して経済活動を続けられているのは、私有財産というものが

保障されているからこそ、銀行の預金したり、不動産を購入したりできるわけです。

 

これがある日突然、誰か奪われたりしたら、誰も安心して経済活動をすることは

なくなります。先進国が今ロシアにやっていることは、まさしくこれで自由主義

経済の根底を揺るがすことなのです。

 

世界中の国々が、こんな目に遭うなら、自国以外の国に投資をしたり、資産を

預けることはやらないし、アメリカ国債やアメリカドルを持つことの方が、

リスクになってしまいます。

 

もう何年も前から予測されていたアメリカドル崩壊&アメリカ経済の破壊がおき、

それが全世界に波及して、世界恐慌を招くというシナリオが始まったとみても

おかしくないのです。

 

日本ももちろん巻き込まれます。アメリカのポチである岸田首相のせいで、

日本はアメリカの財布と言われているそうですが、アメリカ国債を世界で

一番持っている日本が下手すると一番被害を受けたりして…。

 

日本の一番の痛手は、先進国で唯一安倍政権の時から、年金資金を大量に

株式市場に突っ込んでいるので、株式市場が大荒れの時は、年金資金が

大打撃を受けてしまいます。

 

NISAで株や債券・国債をご購入の皆さん、用心して下さい。

暴落情報を瞬時につかまないと、大やけどしてしまうかもしれません。

その時は、為替も大荒れするかもしれませんので、FXもお気をつけ下さい。

 

ちなみにロシアの資金に手を付けることですが、ロシアが香港(既に中国)の

裁判所に訴えを起こしたら、西側が勝てるかどうか分からないそうですし、

ロシア国内にあるヨーロッパの国々の資産の方が多く、それを逆にロシアが

差し押さえるというシナリオもあるそうです。

 

Youtubeの”越境3.0”チャンネルさんを見ると、どうもこれからはグローバル

サウスの時代になりそうなので、先進国にあまり足並みをそろえない方が

日本にとってはいいかもしれません。

 

先日、治安悪化でお金持ちが逃げて不動産価格が下がったNY(民主党が強い)で、

トランプさんが”NYにビジネスを再び戻すぞ”とスピーチしたら、聴衆は、熱狂的に

盛り上がっていましたが、11月の大統領選でトランプさんが当選して大統領に

返り咲き、来年1月の就任式までアメリカ経済が持ちこたえられるかどうか、

分からなくなりました。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。