昨日、安倍首相をはじめ四人の大臣にFAXしました(^^)
内閣総理大臣
安倍晋三 殿
住所
蒲地富美枝
私は人口約10万人の鹿屋市で24年前から地域の助産師として働いている者です。
私は65歳の現在、悔やんでも悔やみきれない思いがあります。
それは・・・・・
今では天職と考えている「助産師」ですが、働きはじめた1976年からの20年間、 「らい予防法」と「優生保護法」の下で働いてきたことです。
この二つの人権侵害の悪法の下で、国から優生思想を植え付けられ、障害者やハンセン病患者に断種・堕胎・強制不妊手術をするのは当たり前の事だと思い込まされてきたのです。
国の法律が間違っているなどと考えたこともありませんでした。
でも、今ではよ~く分かっています。
「らい予防法」も「優生保護法」も根っこは同じ。
優生思想と人権侵害の悪法だったのです。
2001年、らい予防法違憲国家賠償請求訴訟は原告(元患者)の勝利でした。
今回、熊本地方裁判所でのハンセン病家族訴訟では、
「主文。被告(国)は損害賠償を支払え」と裁判官は命じました。
ハンセン病患者に対する違法な隔離政策で家族も差別され、生涯にわたり回復困難な被害を受けた。と国の責任を認めたのです。
国はこの判決を受け入れて、控訴しないで下さい。
国はこれまでの誤りを認めて家族に謝罪して下さい。
私は、国の控訴断念を強く望みます。
2019年7月1日
どうぞ皆さまも電話やFAXやハガキなどで国が控訴を断念するようお力をお貸しください。