もしトランプ氏がアメリカ大統領に返り咲いたら…

 

 バックトゥザフューチャーPART2のビフの荒れ果てさびついた暗黒帝国を想像してしまいます。

 なぜ、トランプ氏は優勢なのでしょうか❓

 トランプ氏の勢力が強い州は

 アメリカ東部の「ラストベルト(さびついた工業地帯)」と呼ばれている

 イリノイ、インディアナ、ミシガン、オハイオ、ペンシルバニア諸州を含む地域です。

 

 

 1990年以降、アメリカの金融・IT革命によりグローバリゼーションが進み、アメリカの世界的な先進IT企業がアメリカの成長を引っ張ってきました。

 しかし、グローバル化により国内産業の空洞化が起こり、アメリカの中間層は見事に崩壊し、富裕層と貧困層の格差社会へと移行しました。

 共和党のトランプ氏の支持基盤・精神的支柱はアメリカの50年代~60年代を支えた白人の中間層です。その階層は産業構造変革から取り残された斜陽族です。そして、強いアメリカの復活を望む”恨み”や”怨念”の集まりではないでしょうか!?

 

 世界経済はコロナショック後、見事に復活!と言いたいところですが、米中対立やウクライナ、中東問題等の副作用を多く抱えています。

 また、見た目はアメリカの一人勝ちの様相を呈していますが、アメリカを中心に他国も政府も民間も多額の債務を抱えています。新興国を中心に世界の基軸通貨・ドル離れが進み、アメリカの覇権も危うくなってきています。

 世界的にインフレはなかなか収まらず、経済は混乱を極めていくことでしょう。

 現在の世界の政治体制を考えてみますと、

 アメリカの民主党のバイデン政権。民主党はどちらかというと社会主義的な大きな政府を標榜。財政赤字がどんどん膨らんでいます。下院は共和党が優勢のねじれ議会です。ただ、救いは、アメリカは先進国で唯一人口が増えている国です。アメリカの南部からヒスパニック系の人たちの移民が流入しています。

 今年、トランプ氏が大統領に返り咲くと、米中対立はさらに悪化、アメリカファーストの保護主義が強くなるでしょう。

 

 EUは極右政党が勢力を強めています、EU経済も保護主義的になっていきそうです。

 人道主義や移民政策も厳しくなりそうですね。

 先進国に対し、覇権主義国家(ロシア、中国等)やそれに追随する新興国も自国主義、保護主義を強め、世界はさらに分断されることになるでしょう。

 

最後に、トランプ氏の言葉を紹介します。

〇ロシアのウクライナ侵攻

「わたしが大統領だったら(ウクライナ侵攻は)絶対に起こらなかったことだ。」

「この戦争が起こったことには2つ理由がある。

 (脱酸素化により)1つは原油価格が上がったからだ。だからプーチン氏は戦争をする資金を得た。」

 バイデン政権は日本やヨーロッパなどを巻き込んでロシアのエネルギー資源の禁輸を行なったが、

 結果として対露制裁は単にエネルギーを輸入出来なくなったヨーロッパや日本などを苦しめる結果となっている。

「ロシアにとってウクライナのNATO加入が脅威になるということはもう20年も聞き知った話だ。

そしてそれこそがこの戦争が起こった理由だ。」

「バイデン氏は間違ったすべてのことを言っている。その内の1つはウクライナがNATOに加盟すると言ったことだ。」

 

 不思議なことに、実際、ロシアとウクライナの紛争は確かにトランプ氏の任期4年間だけ一時停止している。

 

 やはり、目的はどうであれ、世の中に平和を望まない人はいないのかもしれない!?

 

脱炭素化 → 原油価格急騰 → ロシアに経済的利益

 

ウクライナのNATO加入の可能性 → ロシアに脅威 → ウクライナ侵攻

 

 このことから考えると 

                 「もしトラ」 → 戦争の停止❓❓❓

 

 トランプ氏は政治家というよりディーラー。何度も破産した強者。

  皮肉にも、自分の私欲が回りに回って、      戦争停止❣❣❣

 

〇イスラエルのガザ侵攻

 全米では、若者を中心にイスラエルへの批判が高まり、停戦を求める世論も強まっている。

 

 ところがひとりトランプ氏は、イスラエルへの強い支援を打ち出していない

紛争開始直後には、イスラエルの情報機関を非難するなど、ネタニヤフ政権とは一定の距離を置いている。

 

 トランプ氏の政策を”ディーラー””交渉”という立場から考えると、

 

①私欲(自分の儲け)=既得権益の維持(脱酸素反対)

  or

②選挙に勝つため ~世論に敏感=現実認識力強い 自分の支持基盤を固める

 人工中絶問題 トランプ氏は各州で判断に委ねるべきと、明言を避けた

 アメリカファースト、ラストベルトの国民、反戦主義者

 トランプ氏は不法移民を問題視し、黒人やヒスパニックの支持層を増やそうとしている

  

 ③トランプ氏の歯に衣着せぬ強気の発言は戦争抑止力❓❓❓

 

 ①か②か③か トランプ氏の真意はわかりかねますが...

 

 星読みによると、

 2020年末から「風の時代」へ移行しましたが、風の時代の特徴は「自由」「平等」「協調」

 

 自由で平等な世論 世論と政策の協調  脱酸素化は時期尚早

 

 → 反戦・平和な社会の実現✨

 

 

 

 

 

※ Pacifismとは平和主義という意味