私の児童相談所で学んだ言葉に
“PTSD”(Post-Traumatic Stress Disorder=外傷後ストレス障害)があります。
元々米国で生まれた、この概念は、ベトナム戦争の帰還兵の心の不調を調べてわかったことみたいですね。
戦争は被害者だけでなく、こちらも生身の人間である加害者(?)の心をも、深く傷つけるものだということがわかりました。
戦争という非常事態の中で、兵士も被害者の一人なのですね。
Chat GPTで調べました。
PTSDは、外傷後ストレス障害の略称で、外傷的な出来事を経験または目撃した個人が発症する可能性がある精神的な健康状態です。PTSDを引き起こす可能性のある外傷的な出来事には、以下のようなものがありますが、これに限らずさまざまなものが該当します。
⒈ 戦闘体験
⒉ 性的虐待や abus
⒊ 体の暴力
⒋ 自然災害
⒌ 重大な事故
⒍ テロ行為
⒎ 死亡や深刻な傷害の目撃
すべての外傷を経験した人がPTSDになるわけではなく、症状の重症度は個人によって異なります。通常、症状は主に以下の四つのカテゴリーに分けられます:
⒈ 侵入的な思考: 外傷的な出来事に関連する繰り返しの、自発的でない記憶、フラッシュバック、または苦痛な夢。
⒉ 回避: 外傷的な出来事と関連するリマインダーやトリガーを回避すること。特定の場所、人、またはアクティビティを回避することが含まれます。
⒊ 思考と気分の否定的な変化: 自己や世界に対する持続的な否定的な考え、外傷的な出来事に対する自己または他者への歪んだ責任転嫁、持続的な否定的な感情(恐怖、怒り、罪悪感など)、および活動への興味の減少。
⒋ 覚醒と反応の変化: 過剰な警戒、イライラ、集中力の低下、誇張された驚愕反応、そして睡眠の困難。
PTSDの診断には、症状が少なくとも1か月間持続し、日常生活に著しい影響を与える必要があります。PTSDの治療は通常、認知行動療法(CBT)などの心理療法、および場合によっては薬物療法を含みます。PTSDを経験している個人にとっては早期の介入とサポートが重要であり、精神保健専門家の助けを求めることが推奨されています。
不眠やフラッシュバック等の深刻な症状
日本では、戦争を体験した人が少なくなりましたが、様々なものがありますね。
阪神淡路大震災の後、間もなく、学校で子どもたちにいきなり絵を描かせたりしたことが、問題になったのが、記憶にあります。
しかし、子どもたちの方が症状が早く出て、早く癒えていたということでした。
高齢者はなかなか表に症状が出にくく、症状も長引いたようです。
最後に、”永遠のゼロ”の特攻隊員のことを想い出しました。
人の命がこんなに軽んじられた時代があったことは、自分の心に刻んでいたいと思いました。
命を懸けて、幸運(?)にも生き残った帰還兵の方は、敗戦後、とても不遇な目に遭われたようですね。
映画館でこの映画を観て、涙があふれてしまったことは、今でも忘れられません。
この時代の方達のことは、決して忘れてはいけないような気がしています。