今年、沢田聖子さんの曲以外で、よく聴いた曲を紹介します。
◎「誕生」1992年 中島みゆき
TVの「十津川警部シリーズ」で有名で大好きな亡き・渡瀬恒彦さん、富田靖子さん、ガッツ石松さんが出演している、殺人犯(加害者)と被害者遺族を取り巻く愛憎を描いている「つぐない」のエンディング曲。泣けました!
みゆきさんのエンディングの曲と言えば、「金八先生」の背筋が寒くなる「世情」という曲もありましたね。
◎「いのちの歌」2009年 竹内まりや
竹内まりやさんは島根県の大社町出身。「不思議なピーチパイ」でブレイクしますが、当時のアイドル的活動には大きな不満を持っていたそうです。ストレスが溜まり、入院→一時休業しています。
夫の山下達郎さんは文芸春秋の取材に「 ~ うちの奥さんには、とにかくそういう見栄が全然なかった。知らないことを“知らない”と普通に言えるんです。それまでの人生、東京の人としか付き合ってなかったから、“知らない”と素直に口に出せる女性相手だと、こんなに楽になるものかと(笑)。一気にバリアが下がりました。」とおっしゃっています。
なんとなく、彼女の人柄が想像できます。
また、こんないい曲を作れるってすごいなぁと思いましたね。
歌詞はありふれた普通の言葉ばかりなんですが、とても優しいんです。
まりやさんの曲、「元気を出して」や「家(うち)に帰ろう(マイ・スイート・ホーム」も好きです。
「本当にだいじなものは隠れて見えない
ささやかすぎる日々の中に かけがえのない喜びがある♪」
◎「プラネタリウム」大塚愛
大塚愛さんと言ったら、めっちゃ明るい「さくらんぼ」しか知りませんでした。
遠くに行ってしまった人のこと、切ない想いを流れ星に…
2022年8月の大塚愛さんの言葉を紹介します。
『当時「プラネタリウム」は、私の好きな方向性ではなかったんですよ。だけど、そこは割り切って「世の中に好まれるだろうな」と思って作ったんです。自分が好きな音楽かと聞かれたら全然関係ない。どちらかというと、ちょっとマイナーな曲が好きなんです。』
『「プラネタリウム」が思ったように受け入れられて「じゃあ、今度はそれをずっと歌っていくのか」となったときに、この曲は何がいいんだろう、みたいな壁にしばらくぶち当たっていましたね。ここ数年かもしれないです。「あ、いい曲だな」とようやく思えるようになったのは(笑)。』