2023年7月29日 ダイハツジャパンオープン準決勝

「世界ナンバーワンの中国ペア」対 「フクヒロペア」

 残念ながら2対0(19-21、18-21)で負けましたが、通算成績は五分五分です。

 はっきり言って、実力の差はそこまで感じませんでした。いい試合でした!

 中国ペアは力でとにかく押してくるプレー。

 

 

 フクヒロペア「とにかく粘って、拾って、拾って、拾いまくる」

 そういうプレーを続けていくと、リズムができ、流れを掴んでいきます。

 攻めも相手の選手の間や身体の正面、相手の嫌がるところに何回も根気よく攻めていきます。

 フクヒロペアは粘り強く最後まで試合をあきらめない、日本チームの象徴ですね!

 

 

 

       リベロ 山本智大選手

 

 

        アウトサイドヒッター 高橋藍(らん)選手

 

 何か先日のワールドカップバレー男子の試合を観ているかのようでした。

 守りではディグを何回も拾い、全員で繋いでいく。攻めではリバウンドを繰り返しながら、強みのスピード、相手のパワーや高さを上手く利用しながら得点をあげる! 今回特に強化したサービス。強弱・コース、弱いところを徹底的に狙う。徹底的に練習したサーブカットやディグによる攻めのディフェンス。

 ディフェンスの要はリベロの山本智大選手! そして、リベロ並みのレシーブ力を持っている高橋藍(らん)選手!

 山本選手や高橋選手のレシーブが目立つ試合って、日本が盤石の時です!

 昨年、男子バレーはパリオリンピックの出場権を獲得しました!おめでとうございます!

 

 

 

 昨年のワールドカップで活躍したなでしこジャパンのサッカーも同じですね。体格差のある相手に対し複数人で身体を張ってのディフェンスでこらえる。

 空いたスペースに以心伝心のロングパスのカウンター攻撃!数少ないチャンスを逃さず、高い技術のシュート!! ゴール!!!

 

 どのスポーツでも、日本チームは世界のパワーや高さに対して、いつも苦しめられますが、粘りから流れを掴み、日本選手の「強み」のスピードと技術で相手を上回る!

 

 

 バドミントン女子ダブルスは国内でも競争が激しく、パリオリンピックの出場枠は2チーム。

  廣田さん、度重なるケガ(今回は左足前十字靭帯)にもかかわらず心折れず頑張ってます👍️

 

 今回も廣田さんは「後悔したくない」との気持ちから手術回避というリスクを取りました。あっぱれ、素晴らしい決断だと思いました。是非、二人のオリンピックでの素晴らしいプレーを見たい、間に合って欲しい。

 まず、フクヒロペアには出場枠を勝ち取り、是非、パリオリンピックで世界一の中国ペアを倒して欲しいです。

 バドミントンという運動量が多いスポーツ、年齢から考えて、ラストチャンスかな?有終の美、努力が実を結ぶことを祈っています!

 

 

 世界のアスリートの特徴っていろいろあります。

 

 

 例えば、欧米人は長身で体格が良く、パワーで押し切るプレー。データをスポーツに取り込んだのは米国。アメフトとかが典型的です。伝統的で歴史があるスポーツが多い英国。

 ラテン系はとにかく陽気で、調子に乗ると爆発的な力を発揮します。


 

 そして、日本ですが、高さやパワーで世界に劣りますが、練習量では世界一!

①速さ

 バレーで言えば、相手のブロックが完成する前にアタックする攻撃。

 ラグビーで言えば、密集から速い球出し、速いパス回しでのトライ。

②とにかくしつこい粘り

 リバウンドなどでしつこく繋ぎ、ラリーに持ち込み、こちらのペースに持ち込む。

 低い・複数でのタックル

 最後まであきらめない不屈の精神

③緻密で正確なプレー 

 正確なサーブカット、リターン

 強弱、長短などの幅のあるサーブ

④チームワーク

 ひとりひとりの力は劣るものの、以心伝心のチームワーク