「コロナ渦」も落ち着き、そろそろ国内旅行を多くしたいなと思います。昨年7月は広島、11月は松山に行って来ました。

 昔、「ディスカバー・ジャパン」という言葉が流行りました。

 今日から3日間、日本や日本人のいろいろ文化の素晴らしさについて調べてみました。

 

日本の自然観や美意識、わびさび

〇日本は周りを海に囲まれた島国であり、自然が豊かな国です。 そんな島国である日本の文化の特徴には、自然に逆らわず、すべてを自然の流れに重んずるという思想を持ち合わせています。 

「自然」の意味は、 

     人手を加えない、物のありのままの状態・成行き

 

わびさびは、日本独自の美意識、例えば質素で静かな様子不完全であることをよしとするひとつの名詞のイメージ

わび「侘び」と書き、動詞「わぶ」の名詞形です。「(1)わびしいこと。思いわずらうこと、悲しみなげくこと (2)俳諧(はいかい)・茶道の精神で、おちついて、静かで質素なおもむき。閑寂

さび「寂び」と書き、動詞「さぶ」の名詞形で、「古語大辞典」によると、「日本の古典芸術の代表的な美のひとつ。現象としての渋さと、それにまつわる寂しさとの複合美。無常観や孤独感を背景として、和歌・連歌・茶など、ジャンルを超えて重んぜられた」

 

「古池や蛙(かわず)飛び込む水の音」「閑(しずか)さや岩にしみ入る蝉の声」で有名な松尾芭蕉。当時、華やかさなどがもてはやされていた俳諧において、わびさびを織り込んだ芭蕉の俳句は大きな衝撃を与えるものでした。

 「わびさび」の概念は、中国の宋王朝(960〜1279年)の時代に道教から生まれ、禅仏教に取り込まれた。そもそもは、禁欲的かつ控えめに美を愛でる方法として捉えられていた。

 わびさびは、物事を未完成や不十分なままで終わらせる。そこに、想像力が入り込む余地が生まれる

 

 ジョン・レノンはオノ・ヨーコさんと知り合い、日本文化のわび・さびや俳句から影響を受け、ビートルズ解散後のソロアルバム「ジョンの魂」は赤裸々に自分の心の中のトラウマをさらけ出したアルバムですが、その歌詞はシンプルでした。

 ジョンは「禅の精神で自分は“シブい”アルバムを作った」また、「今までに読んだ詩の形態の中で俳句は一番美しいものだ。だから、これから書く作品は、より短く、より簡潔に、俳句的になっていくだろう」とも語ったそうです。

 

 

 

沢田聖子さんはどうでしょうか?禅とかわびさびは関係なさそうですが(?)、歌詞はわかりやすく、シンプルという感じですね。