皆さん、公営競技(ギャンブル)の競輪、競艇といったらどんなイメージをお持ちでしょうか?
30年くらい前に、私はアダルトチルドレン、アディクション(嗜癖)や共依存という概念を学びましたが、
ギャンブル=悪 → 依存症 →
生活破綻 など でしょうか?
「影」の部分ですね。しかし、依存症はギャンブルだけではないので、社会や医療(心の治療)の問題です。
北九州市は、小倉競馬場(JRA)、メディアドーム(小倉競輪場)(市)、若松競艇場(市)がある「ギャンブル天国」です。こんなに密集しているのは、日本でほかに例がないと思います。
北九州市(当時5市)には八幡製鉄所があり、太平洋戦争の時、米国のB29による爆撃で、八幡市を中心にかなり広範囲に罹災しました。(長崎に落とされた原爆は元々北九州市に落とされる予定でした。)
あらゆるところが焼け野原になっていたようです。
競輪が始まったのは1943年に自転車競技法が施行されてからです。
しかし、競輪場の建設には莫大な費用が必要なため、戦後の財政難です、どの市町村も尻込みして、手を挙げるところがありませんでした。
しかし、当時の小倉市長の英断により小倉市が手を挙げました。もちろん小倉も財政難でしたが。
1948年に福岡県で開催される国民体育大会のために造る競技場を、そのまま競輪に振り向けるというアイデアがきっかけで小倉競輪場が誕生しました。(競輪発祥)
小倉に倣い、他の市町村もそれに追随しました。当時の小倉市長の勇気に感謝です!
1950年には門司競輪場もできました。(2002年廃止)
小倉競輪場では、競輪発祥の地のご褒美として、毎年11月にGIの「競輪祭」が開催されます。他にも、小倉発祥として、商店街アーケード、焼うどん、パンチパーマがあります。
次に「光」の部分を説明します。
公営競技の売上の75%は払い戻しです。
残りの25%から選手の賞金、国の関係機関への交付金などを引いた金額が市町村の収益になります。
その収益は長い間、災害復旧費、教育、医療、公衆衛生などに使われてきました。
交付金のお金も国の関係機関から体育の振興や社会福祉などに使われています。
北九州市のHPによると令和4年度予算で公営企業事業会計から一般会計に50億円繰り入れられ、子育て支援や教育のために使われています。
北九州市は昔の「鉄の街」から「環境都市」へと変革しました!
環境技術と公営ギャンブル密集の都市
矛盾を感じるかもしれませんね。
北九州市の強みとは
環 境 技 術 → (目的)地球温暖化対策、資源の有効活用
公営ギャンブルの収益 → (目的)公共の福祉 と考えられますね。
例えば、もし北九州市にIR(統合型リゾート)を誘致すると仮定します。
※ IRとはカジノをはじめ、国際会議場や劇場、展示場、ホテル、ショッピングモールなどの複合施設の集合体を指します。
場所は? 小倉駅の北側
小倉駅の北側には、世界の環境会議やTGC(ガールズコレクション)を開いた国際会議場や展示場があります。また、J1の試合やイベントができるスタジアムがあります。世界で人気のあるアニメの漫画ミュージアムもあります。
ターゲットは?
悪(ギャンブル依存症)の結果を招かないように
顧客 = 海外の富裕層に限定 とします。
目的は?
① 経済の活性化
② 新しい雇用の創出
③ 公共の福祉(収益金の活用)
※ 市直営というより、第3セクターか民間委託のイメージですね。
北九州市の強みが増えますね。
あくまで自分の妄想です。 市はまったくする気はなさそうですけど(笑