イヌ、ネコなどは、顔を近づけたり、においをつけたり、なめたりするなどの直接的接触であいさつする。

近づきたくない場合は、まずは歯をむき出しにしたり、吠えたりして威嚇し寄せ付けない。

それでも収まらないと攻撃する。

 

進化した類人猿になると、唇をひっくり返したり、尻を見せるなどして、毛の無い部分を見せても、あいさつするようになる。

威嚇も進化してきて、ゴリラのドラミングなどの身体を使った表現になる。そうして、実際の紛争を避けている。この威嚇行動が芸術の萌芽と思われる。

 

ヒトは言葉での挨拶が重視される。

そして同時に深層心理すなわち自然な部分では、表情や身体的態度によっても無意識にあいさつしている。

ヒトは近づきたくないモノが来ても、大脳の働きによって、威嚇することなく表情をおさえることが出来る。

 

しかし、大脳を使って自然な自分をおさえ込み過ぎると、疲弊する。

 

忙し過ぎて疲弊すると、人は真顔になる。

認知症、うつ病、脳の疾患などでも表情がとぼしくなる。

 

感情がわかないと、人は表情を無くす。

 

神経は双方向に働くので、顔の表情筋を使うことで逆に感情を引き出すことも出来る。

いつも表情筋を使っていると、豊かな表情が出るようになり、感情も湧き起こりやすい。

しかし、普段あまり使わないでいると、使わない機能は衰えるため、いざという時動かない。

普段使っていないと表情がとぼしくなる。

 

読んで字のごとく、感情の表れが表情である。

感情の豊かな人は、表情が豊かである。逆も真なりで、表情が豊かな人は、感情も豊かである。

感情を出さない癖がつくと感情が押さえつけられ、エネルギーが生まれなくなる。

 

ヒトは、表情で人との距離を保っている。

感情は表情を通して次々と伝染する。

感情がエネルギー源となり人は動く。

 

近ごろは、感情の挨拶が減ってきているように思われる。

言語的表面的な挨拶が多く、感情のぶつかり合いを避ける傾向が強い。

感情の抑えつけが行き過ぎて、感情の湧かない人が増えており、生きる気力を失っているように見受けられる。

 

豊かな表情が豊かな心を育む。

 

このブログ読んで理解出来ない人は、あっかんべーだ😜

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