生活に支障をきたす症状があることを病気という。

 

将来病気になる可能性を調べるのが、健康診断や人間ドックなどの検査である。

現時点での身体の状態を、数値化出来るものは徹底的に数値化する。

しかし、数値化出来ない病が隠されている可能性はある。

将来の病気を知るために、検査自体の苦痛と、診断結果の不安により、逆に病的に苦しんでいる人が多い。

 

将来の病気にばかり気を取られ、現在の自分の身体の変化に気づかない人が多い。

 

医者は、病人が日常生活を取り戻す手助けをするための、知識を豊富に持ち、経験をたくさん積んでいる医療職人とも言える。超能力者ではないし、奇跡を起こす神様でもない。

 

自分の痛みは自分にしかわからない。

自分の困っていることの、どこを助けて欲しいのか、痛みの程度がどれくらいなのかをいかに正確に医者に伝えるかで、生活の質と生存率が変わってくる。

検査の数値だけでは伝わらない。

 

今現在自分が感じている、自分の「痛み」を早期発見し、いち早く助けを求める能力が生存率を上げる。