ある個体は常に、何かにとっては悪であり、何かにとっては善である。つまり、捕食者であると同時に獲物である。
人間は、ある対象が敵だと思えば、罪の意識を持たずに、何のためらいもなく攻撃することが出来る。
虫も、虫けらと思えば簡単に殺せるが、同じ生き物の仲間だと意識した途端に殺せなくなる。
人は自分の仲間を攻撃したと気づいた時、罪の意識を持つ。
仲間の範囲を拡大する事で敵が減る。
同じ人間を攻撃したい衝動にかられないようにするためには、自分にとっての
「悪」=「敵」を減らすといい。