ヒトは、クリエイティブさを失うと生きる意味を無くす。

 

日本は、原爆で押さえつけられたことに反発する力で、高度経済成長を成し遂げた側面もある。つまり、自分を出さない事、我慢することの反動で発展を遂げた。アメリカの猿真似をすることで、何とか仲間として世界に受け入れてもらえた。しかし、この押さえつける構造がまだ続いているため、自己表現を我慢することが美徳とされてしまう風潮がまだ残っている。

 

仕事が苦しみになるのは、クリエイティブさを発揮出来ないからである。

本音で仕事が出来ないのである。本音で仕事をすると押さえつけられる構造が残っている。

 

本来、仕事とは、お互いが一緒に喜び合うためのものである。

しかし、現実には我々は、お金が自分の一部であると認識しているため、金を払うことは損であると認識してしまっている。

お金は自分が出来ない事をかわりにしてもらうための、労働力を数値化した概念なので、自分そのものではない。だからむしろ、お金を払うことは本来、喜びであるべきなのだ。

 

うつ病や過労死、失業、日本のエンタメの停滞などは、多くの場合、仕事の目的や表現する方向が、お金に向いているから起こる。仕事が人に向かっていない。

 

我々は、今一度、本来の人間の持つクリエイティブさを取り戻すために、押さえつけや金ではない、次の道を探っていかなければならない。