大脳が速筋をコントロールし、脳の深い部分が遅筋をコントロールしているようだ。

 

速筋を使わずに遅筋のみを繰り返し働かせている状態が、リラックス状態ではないか。

脳で言うと、大脳を使わずに深い部分のみを使っている状態ということも出来る。

 

呼吸を止めず、ゆっくりと動き続けたり、慣れた作業をやり続けたり、流し聞きや流し読みをしたりと、淡々と作業をしていて、感情がフラットな状態がリラックス状態である。おそらく、タバコを吸うのも深呼吸の一種ではないか。

目覚めていて単調な作業をしていて、一般的には、暇とか退屈とかの状態である。

呼吸はゆっくりで深い。あくびをしたり、ため息をついたりもして、酸素を脳に送り届けている。

この時に、エネルギーは作られ、貯められるのではないか。

 

無呼吸か浅い呼吸で、大脳や速筋を使っている緊張状態の時は、エネルギーを消耗している。

 

感情は、エネルギーが無いと湧いてこない。

 

リラックス状態が無いと、喜怒哀楽の感情は起きない。

つまり、緊張状態が長く続き過ぎて疲労しているとき、無感情になる。

こんな時は、笑えないし、怒る元気すらない。

 

人は、感情が湧くことで、ものを生み出す。

喜怒哀楽をきっかけに心が動き、活動をはじめる。

感情なしに創造性は出てこない。

 

遅筋を育てて身体の土台作りをした上で速筋を鍛えないと、風邪をひきやすくなったり、スタミナが続かなかったりと、生命維持がおぼつかなくなる。

 

リラックスする時間を持たないと、感情も湧かず、創造的な活動も出来ない。

生命力も湧いてこない。

いざという時に戦う基礎体力も養えない。

 

常に戦闘態勢では、負ける。