グリムと落語の死神では、人の命は炎であるという。確かにそうだ。

ある条件が重なり、人という現象がおこる。

生きている事を実感する時、体温が上がる。

生き生きとしている事を表現する時、熱くなるとか、燃えるという。

また、条件が一つでもそろわなくなると、跡形も無くなってしまう非常に不安定なものでもある。

自然に逆らっても、所詮、多少寿命がのびるか縮むかの些細なものである。その限られた命をどう燃やしていくかが人生ではないだろうか。