時間は、運動という現象をとらえるために脳が創り出した概念らしい。つまり、時間というものは存在しないということか。

本来事物は、変わり続けているので、瞬間的感覚しかないはずだ。後で考えると時間が経っていたと脳が思っているだけで、実際には同じものなど存在しないのに、同じと思わせているのが、時間という概念ではないか。

では、どう時間を感じるかと言えば、それが疲労とか、眠気、空腹などではないだろうか。腹時計とは、空腹感を感じるサイクルである。つまり、身体の感覚の違いを時間として感じているのではないだろうか。若い時に時間が長く感じるのは、年寄りに比べて疲労してくるタイミングが遅いからではないだろうか。

赤ん坊の自分と老人の自分が同じだと思えるのは、時間という概念があるためであると言える。