桜 | サナトリウム

 今朝、自転車に乗って駅に向かっていると、少しだけ桜が咲いていた。梅の見間違いかもしれないが。日本人は桜が大好きで、歌謡曲にもよく登場するが、では、この日本人の桜好きはいつ頃から始まったのあろうか。しばらく前に、NHKの番組で、明治以降の軍国主義時代に桜の「一瞬の美しさ」の美学が利用されていたとか何とか、と言っている人がいた。もっとちゃんと見ておけばよかった。昔は、といってもいつのことを昔といっているのかは分からないけど、花といえば梅だったんじゃないかな。儚く美しい、時には狂気を秘めた桜のイメージはいつ頃形成されたのだろう。誰か教えてくれないかな。
 ちなみに僕はイエローモンキーの「花吹雪」が好きだ。花吹雪という散るイメージと実際の恋人同士の別れが重ねあわされ、花吹雪を背景に淡い回想と後悔がフラッシュバックしてくる。現実の世界と空想の世界が一体化したような、そして青い空を背に吹雪く桜の花びら映像が喚起される。彼らはよく、ロックは西洋の借り物だっていってたけど。この曲は、借り物のロックに日本語の詩とイメージをぶつけることで、見事、日本のロックになった歌だと思う。