先日 | サナトリウム

先日

 最近深夜にたまたまテレビをつけると、素敵な歌に出会うことがある。中島みゆきの「歌姫」、この前はさだまさしの「遥かなるクリスマス」。「遥かなるクリスマス」は、どうやら紅白で歌われてらしいけど、そのとき僕は多分寝てしまっていたので見ていない。惜しいことをした。今回もNHKだったけど、前は桃井かおりがホステス役を務めていたミュージシャンとのおしゃべり&ライブの番組で、この曲が流れてきた。最近の世勢をうまく歌にしているなと思った。

 特にこの部分。

僕達のための平和と 
世の中の平和とが少しずつずれ始めている
誰もが正義を口にするけど 
二束三文の正義 十把一絡げの幸せ つまり嘘

 クリスマスと何かニュースみたいなものを組み合わせるのはサイモン&ガーファンクルが昔やっていたのを思い出させる。メリークリスマスという言葉といまの現実とのギャップ。日本語においては空虚な言葉であると同時になにやら楽しげな雰囲気をかもし出すメリークリスマスという言葉を繰り返し使い、
グローバリズムに対する辛辣な批判を盛り込む。
 今、人々をだますのには操作した情報を流すのではなく、一部の情報を誇大し繰り返し流せばよい。と誰かが言っていた。
 アメリカは今、justiceを振りかざしながら、世界の「平和」を築こうとする。しかし既に平和という言葉を用いようとせずに、「安全」を、「安全」をとしか言わない。大統領選を見ていれば、彼らの言葉を聞いていればそれがわかる。「安全」を求めるということは、今が安全ではないからだ、その「戦争状態」を作り出した張本人ははアメリカなのに。ビンラディンだって昔はCIAの手先だった。war on terrorというスローガンがあったが、しかしこの場合のwarはかつてのような国家間の戦争ではなく、超大国が危険とみなした地域をぶっ潰すという構造で行われるものだ。彼らに危険とみなされた人々はすべてテロリストとなってしまう。そして、「テロリスト」達はアメリカに反発するから、アメリカに協力的な日本にだって敵対心を持つだろう。
 しばらく前に、一人の日本人が人質となって殺されたが、日本のメディアはその後重点的に取り上げることもなく、さらっと流した。大丈夫か報道陣?と思ってしまう。
 きな臭い話になってしまったが、ただちょこっと書いてみたかっただけです。「メリークリスマス」を繰り返すことは、アメリカの大統領が毎度繰り返す正義といった言葉が空虚に響くのと、つながっているように聞こえる。彼の声とこの詩にだからできる、歌ならではの表現だなー。

 さだまさしについてもう少しだけ。
題名は忘れたけど、「がんばれ~、がんばれ~、がんばれ~、みーんなー」という曲があった。今日もがんばろっと。

 最後にイチローの名言。

 「毎日が勝負ですよ」