結局夫とは何も話せないまま、
夫は出張へ。
家に着いて、
時々鳴咽を堪えながら泣く私に、
何て話しかけたらいいのかわからなかったんだと思う。
私も、今回の二段階移植が陰性なら、
もう治療を辞めて、
夫と2人の生活で、
ちゃんと就職して、老後の人生に備えよう
などと考えていたのに。
夫にもそう話していたのに。
涙がとまらなかった。
先生からステップダウンの話、
卵の質の話をされると、
妊娠できないのは私のせいと言われてるようで。
確かに私のせいかもしれないけど、
どうして私だけ、
どうして私たち夫婦だけって。
どうしても思ってしまう。
治療をやめる気持ちを固めていたのに、
ボロボロ泣いてしまった。
今も1人でいると、
地下鉄、バスの中でも、他の人がいるのに
勝手に涙が出てくる。
誰かと話していないと、
仕事してないと、
平静を保っていられない。
本当はまだ治療したいのかな。
でももうやり切った感もある。
ゴールを決めないで曖昧なままにしたほうがいいのかな。
目標を達成できなかったときの、
治療の終わり方…
心がぐるぐる重い。