「うまくなるには何をしたらいいのか?」

 

先日、「毎日の練習メニューや柔軟のメニューのおすすめはありますか?」というご質問をいただきました。

 

これはおそらく「おうちでの練習(自主練)」のことなんだろうと思い、それに対して私なりにお答えしようと思います。

 

 

「(お子さんが通われている)お教室やクラブの練習でやっていること・習ったことを繰り返し練習する」のが良いと思います。

 

今は、とても情報が多いので、ついついアレコレやりたくなってしまうかもしれません。

(私自身もYouTubeなどのSNSで練習方法や上達法を発信している側なのですが…苦笑)

 

でもやっぱり、今習いに行っている新体操クラブの先生が教えてくれることを、まずはできるようになった方が良いでしょう。

 

 

「週8回」

 

私自身の話ですが、私は小学4年生の1月頃から新体操をはじめました。

レッスンは週1回50分くらいです。

 

でも私はレッスンがあった日、家に帰って、もう一度練習していました。

総復習です。

その日にやった練習メニューを覚えて帰って、もう一度最初から全部やるんです。

そして、できなかったことは何度も繰り返し練習していました。

さらに、私は他の子が注意されているのもしっかり聞いていました。

「この時、〇〇ちゃんが注意されていたな~、私はできているかな~?」と、窓ガラスに映る自分を見ながらよく練習していたものです。

 

ほぼ毎日。

 

当時の私は週に8回練習をしていたんです。

 

 

こういうふうにしていると、どうなると思いますか?

 

 

「良いスパイラル」

 

毎日練習していれば、次の練習の時には、大抵のことができるようになっているんです。

 

そうしたら、先生も「おっ!」とか「あれ?!」っと、変化に気づきます。

その結果、褒められる回数が増え、よく見てもらえるようになります。

そのうち、「(お手本として)やってみて」と言われることも多くなっていきます。

 

そうなれば、自然と自信がつき、新体操が楽しくなります。

楽しくなって、練習すれば、“新体操がもっともっとうまくなる!”そんな良いスパイラルに乗っていけます。

 

 

「正しい努力」

 

お子さんが通っている新体操クラブの先生は、実際にお子さんの動きを目の前で見ていて、年齢やレベルに合わせてメニューを選んだり、アドバイスをしていると思います。

長く見てきているからこその「伝えるタイミング」や「教えるタイミング」があるはずなんです。

 

そこが、オンラインレッスンやYoutubeなどSNSでの情報との違いだと思います。

 

まずは、クラブの先生が教えてくれたことを全部できるようになる(つもりで)努力することです。

 

 

そのためには、まず、

  • お手本をよく「見る」
  • 先生の話をよく「聞く」

この2つが本当に大切になってきます。

 

↑これは小学校低学年くらいまでの話です。

 

高学年くらいからは、プラス↓が必要となってきます。

  • お手本のマネをする(できるだけ正確に)
  • 言われたことを理解して、実際に動きであらわす

 

これらが揃ったら、相当上手になると思います。

 

 

いかがでしょうか?

次の練習への心構えが少し変わりそうですか?

 

「週に8回練習してください」と言っているわけではありませんよ。

ちょっとずつでいいので、正しい努力をコツコツ積み重ねてみて下さい。

 

 

 

このブログでは、みなさんの新体操の上達に役立つ内容や、私が新体操に関して感じているあれこれを、まじめにすなおに発信していきたいなと思っています。

 

皆さんの新体操ライフがハッピーなものになりますように。

 

さなえ

 

新体操LINEで個別に上達塾HP

https://linedergathome.jimdofree.com/

 

 

 

 さなえです。昭島市で新体操を教えたり、

健康運動指導士として健康体操を

指導したりしています。

YouTubeでおうちでできる

新体操の練習動画の配信もしています。

 

↓「さなえのおうちで新体操ちゃんねる」

https://www.youtube.com/channel/UCJ_vgZ-hjuYVHKuiQwQTLPg/

 

 

 

「みんなが楽しめるサッカー教室」

 

5歳の息子が「サッカーをやりたい!」

というので、

近くのサッカー教室に入会しました。

 

まだまだサッカーにはなっていません(笑)が、

無邪気に走りまわったり、

先生とじゃれ合っています。

 

参加している子供達は、

年齢もスキルも全く違いますが、

みんな楽しそうにサッカーをしています。

 

 

「専門的な技術よりも大切なこと」

 

この教室では、いろいろなバリエーションの

ボール遊びが練習の中心になっています。

 

「サッカー教室」と聞いてイメージするような、

ドリブル練習やシュート練習はやりません。

 

コーチのアドバイスを聞いていると、

この時期の子供には、

サッカーの専門的な技術よりも

 

・相手の様子をよく観察すること

・相手の逆をつくこと

 

を身につけてほしいのだろうなと思います。

 

 

「子供達に問いかけ、考えさせる」

 

コーチ達の指導の姿勢はすばらしく、

上から目線で、「こういう状況はこうしなさい」

と教えるのではなく、

 

「作戦会議だ!」と子供達を集め、

 

「こんな時どうすればうまくいくと思う?」

と子供達に問いかけます。

 

単にパターンを教え込むのではなく、

子供達に「自分で考える力」を

つけてほしいのだと思います。

 

母親として、

「子供達が楽しんでサッカーを学ぶ、

そして自ら判断して行動できる」

ようになってほしいので、

 

「いい教室に入れてよかったなあ」

と思いました。

 

 

「観察力と対応力が重要」

 

こうした指導ができるのは、

コーチ達が子供達をよく観察して、

臨機応変に対応しているからだと思います。

 

・内容が難しすぎる子供はいないか?

・指示を理解していない子供はいないか?

・練習に飽きている子供はいないか?

 

などをよく観察し、問題があるなと感じたら、

 

・練習の難易度を変える

・一度集めて指示をする

・モチベーションを上げるような声掛けをする

 

などの対応をして、

子供達の集中力や

モチベーションを切らさないようにしています。

 

観察のポイント、声掛けのタイミングは、

同じ指導者として

素晴らしいなと感動してしまいます。

 

 

「動きを見せて伝える」

 

サッカー教室では最後に必ずゲームをします。

 

コーチ達はゲームに参加しながら、

 

子供達に必要な技術や動き

子供達が真似したくなるような技術や動き

サッカー独特の駆け引き

 

などを子供達に見せてくれます。

 

それは、子供達に「言葉」で教えるよりも

「目と身体」で覚えさせる方が

よいと考えているからだと思います。

 

 

「技術よりも大切なこと」を伝える

 

うちの息子は今幼稚園の年中(5歳)ですが、

周りはみんな年長(6歳)です。

 

力の差があるので、

ゲームになると全く刃が立ちません。

 

そこで、最後のミニゲームでは、

私の息子はコーチチームに入ります。

 

コーチたちは、息子でもゴールできるような

簡単なパスを出し続けてくれます。

 

だから、年下の息子でも

ゲーム中にゴールすることができます。

 

息子がゴールして喜んでいるのを見ると、

 

「『ゴールする喜び』は、

ドリブルやシュート、トラップなどの『技術』よりも

よっぽど大切なことなんだなあ」

 

と思いました。

 

コーチ達は、誰にでも「ゴールする喜び」を

味わわせるために、

チーム分けにも気を使っているようです。

 

 

今回は、息子のサッカー教室の話でしたが、

 

楽しんで考えさせる指導

的確な観察と声掛け

競技の本当の楽しさを伝える

 

など、

 

新体操の指導にも共通点がたくさんありましたので、

このブログで紹介させていただきました。

 

私も今回の気づきを、自分の指導に取り入れていきたいと思います。

 

 

このブログでは、みなさんの新体操が上手くなるために役立つ内容や、

私が新体操に関して感じているあれこれを

まじめにすなおに発信していきたいなと思っています。

みなさんの新体操の上達に役立てれば嬉しいです。

 

追伸 

このブログに関するご意見、ご質問、その他の連絡事項は、

TwitterのDMにご連絡ください。

 

 

さなえ

 

 

こんにちは、さなえです。昭島市で新体操を教えたり、健康運動指導士として健康体操を指導したりしています。また、YouTubeチャンネルでおうちでできる新体操の手練習方法を「たのしく」「わかりやすく」配信しています。

 

 

「さなえのおうちの新体操ちゃんねる」


 

 

 

 

何気なく始めた太極拳

 

新体操を引退した後は、健康運動指導士の資格をとって、一般の方や高齢者向けの健康指導の仕事をはじめました。

 

指導者としての知識・スキルを身に付けるため、ヨガやピラティスなどのトレーニングを勉強したり、体験したりしていました。

 

そんな中、たまたま目にしたカルチャーセンターの案内に、加藤修三先生が主催されている太極拳の講座があったので、やってみることにしました。

 

 

え、こんなに合理的なの?

 

太極拳を始める前は、『中国のおじいちゃんやおばあちゃんが公園でやっている「ラジオ体操」のような簡単なものなのかな?』くらいのイメージでいました。

 

何気なく始めた太極拳でしたが、その奥深さと合理性に何回も驚かされました。

 

例えば、肩の高さにあげた両腕を下げる動作があります。

 

「腕を下げる時は、肩の力、肩甲骨、背骨、腰の順にチカラを抜いていくと、股関節や膝が自然に動き出す、、、」というような指導を頂いたように記憶しています。

※ずいぶん昔のことなので記憶があいまいです。加藤先生はホームページやYouTubeチャンネルも持っていらっしゃるようなので、興味のある方はそちらをご覧ください。

 

初心者の頃は「チカラをぬく」ことが難しかったのですが、言われた通りやり続けてみると、スムーズに無理なくカラダが動きだすのを感じられるようになりました。

 

加藤先生はこれを「身体の連動」とおっしゃっていて、重要視していました。

 

また先生は、

「あなたのように新体操をやっていた方は、腰のチカラが抜けないんだよな。腰にチカラを入れたまま動いても「身体の連動」は起こらないよ」

 

「チカラを入れたまま、『身体の連動』を無視して動くとケガをするよ。」

 

と教えてくださいました。

 

「ねんぴ(8の字)」の時も、全身の「チカラ」を抜くと、「身体の連動」が高まる

 

 

 

「チカラを抜く」ことを知らなかった

 

私は高校2年生の時に腰を痛めました。

 

腰を痛めたあと、以前の状態に戻ろうと、いろいろなリハビリやトレーニングを試しながら大学4年生まで現役を続けましたが、元の状態に戻ることはありませんでした。

 

今振り返ってみると、ケガの大きな原因の一つは、「身体の連動」が悪くなったことではないかと思っています。

 

中学時代から高校1年生までは、身体を自由自在にコントロールできました。

 

若さゆえに身体のチカラが自然に抜けていたので、「身体の連動」が良かったのだと思います。

 

でも、「チカラを抜く」重要性を知らなかったため、「身体の連動」が少しずつ悪くなり、ケガをしたと思います。

 

また、ケガをした後に、高校1年生までの状態を取り戻せなかったのも、「チカラを抜く」重要性を知らなかったからだと思います。

 

もしも「チカラを抜く」ことの重要性を知っていたら、腰をケガしなかったか、ケガをしても元の状態に戻れたのではないかと思っています。

 

 

ムダな「チカラが抜ける」ような指導

 

自分の教室では、自分自身の苦い経験を活かした指導を心がけています。

 

ウォーミングアップや、指導の合間にも、子供たちの「ムダなチカラ」が抜けるような体操を行っています。

 

また、精神面の緊張もチカラが入る原因になるので、緊張させないような言葉かけを意識しています。

 

自分自身で「チカラが抜けていること」を感じることは、大人でも困難です。

 

だからこそ、指導者である私が子供たちをよく観察して、サポートしてあげる必要があると思っています。

 

手具操作の練習の合間に、「チカラを抜く」動きを意識的に入れています。

 

 

他のスポーツのことにも目を向けておけばよかった

 

現役引退後でしたが、太極拳からは「身体の連動」以外にも本当に多くのことを学びました。

 

振り返ってみると、現役時代にもっと他のスポーツやトレーニングに目を向けておけばよかったなと思っています。

 

今の新体操選手にもぜひいろいろなスポーツやトレーニングに触れ、新体操の上達のヒントにしてほしいなと思います。

 

 

 

このブログでは、みなさんの新体操が上手くなるために役立つ内容や、私が新体操に関して感じているあれこれをまじめにすなおに発信していきたいなと思っています。みなさんの新体操の上達に役立てれば嬉しいです。

 

 

次回は、ケガ予防と疲労回復に有効な「ゆる体操」について書く予定です。

 

 

 

追伸 

このブログに関するご意見、ご質問、その他の連絡事項は、TwitterのDMにご連絡ください。

 

 

                              さなえ