でも…。
自分の思い(思い込み?)が強すぎると、
そうやって徹底的にやって、
自滅しないと納得行かない人っているのよね…。
わかる、私もそうだった。
好きな気持ちが強いほど、
その強さに比例する行動をしないと気が済まなかった。
一時期は「好きだ」と言われたこともあったけど
その後は一貫して「付き合う気はない」と言われているにもかかわらず、
家の前で待ってたり…
すっごい長い手紙をたくさん書いたり…
「あなたが私をどう思っても、一生好きだから」とか
「これからあなたに何があっても、私はあなたを絶対に助ける」
とか言ってみたり…
今思うと、こええよ。
~~~
愛してどこまでも尽くしていれば、いつか彼が
「こんなに愛してくれる女は世界中にこいつしかいない」
って気付いてくれるはず。
「君はいつでも、ほかのどの女よりも俺を愛してくれていた
ってことに、やっと気付いたよ。
ごめん、なんて俺はバカだったんだ。
今まで何を見ていたんだ。お前しかいないのに。
俺がずっと愛していたのは、お前だけだったのに
結婚しよう」
といつか、私だけを愛していることに気付くはず、彼は私の運命の人なのだから。
~~~
おかしいけど、本当にそう信じ込んでいたからこそ、
どんなに足蹴にされても尽くすことができたの。
文字通り足蹴にされましたよ、私。どんだけM女なんだ。
ストーカーの一歩手前だよ。
ていうかすでに発想がまんまストーカー。
こんな風に彼女もきっと、
脳内で勝手に都合いいストーリーを作っちゃって、
うっとり夢見ているのかもしれない。
~~~
彼がロスのアパートから出ると、
目の前の柵に腰掛けて足をぶらぶらしている彼女。
「お前…、どうしたんだよ。どうしてお前がここにいるんだよ!」
「きちゃった」
「きちゃったって、ここロスだぞ、仕事どうしたんだよ、
俺は明日から2週間友達の家に行くんだぞ。
もし会えなかったらどうするつもりだったんだよ」
「そんなのわっかんないよ、会いたかったよ
会えてよかったよー。好きなの。エーン」
「まったくお前は…。そんなに俺のことを…」
チャカチャーン
あーのー日ーあーのー時ーあーのー場ー所ーで 君ーにー会ーえーなーかーったらー
東京ラブストーリーの小田和正の歌が流れて、
持っていたバッグがドサッと地面に落ち、
走りよる二人…熱いキス…
そして彼と彼女のラブラブ共同生活が始まる…。
~~~
って、
なーりーまーせーんーかーらーーざんねーん
二人で会ったことないんだよ。一回も誘われたことないんだよ。
ロスに行くからもう年単位で会えないのに、
彼のほうは何も言ってこなくて、ぜんぜん平気そうなんだよ。
前もって言っておくならいいけど、いきなり来られたら、迷惑だよ。
帰ってくれっていやな顔されるって。
…よくて、頼んでもないのにわざわざ飛行機に乗って来てくれた、
都合のいいセフレ。
日本に帰ったら、もう連絡来ないよ。
好きな人とセックスできるかもしれないなら、それだけでいい…
ってちゃんと状況を把握したうえで、納得して行くならいいけど、
普通に両思いになりたいならおやめなさいって…。
でも、最初から賢くなんて、なれないよね。
だから思ったようにしたらいい。
そのかわり、経験から男性のこと、学んでほしい。
これから同じことをくりかえさないで。
そして、愛され、幸せな女性になってほしい
どうしたらいいですか~~ってまた聞かれたら、こう彼女に伝えたいな。
1週間後、彼女は突然、連絡もなしに出勤しなくなった。
その後どうなったのかは、店の誰も知らない…。
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