さて、アトランティスはどのようにして終焉を迎えたのでしょうか。

 

100万年前にトートによる支配が始まったアトランティス。

地球の波長と合わない行いを繰り返したため、地球が強い怒りを発動しました。

 

一度目には、自然災害などにより物質次元の地表の世界が破壊されました。

二度目の怒りによって、上空に存在したエネルギー界のアトランティス文明が破壊され始めました。

 

エネルギー界に存在することが難しくなりつつあったアトランティスのトートは、地表の物質次元に有形(物質界において)の国造りを始めたようです。

マーリンによるとそれが約15万年前のこと。

 

大西洋にアトランティス大陸が沈んでいるという話がありますが、これはトートが物質次元に降りてきて造った国(アトランティス)と関係があるのかもしれませんね。

 

 

では、マーリンの語る物語をここに伝えたいと思います。

 

 

ボブ・フィックス著「時を超える聖伝説」より転載

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アトランティスのこの段階に関する記録は、地球上に今なお存在している。アトランティスが実在したという明らかな証拠は間違いなく存在するが、その多くは海中に没しているのだ。プラトンからキケロに至る歴史家のほとんどが記録しているのも、この時代のこと。

かのアトランティス(注:エネルギー界のアトランティス)は滅びてしまった。残されたのは海底の新たな文明と、いにしえの七人評議会によって始められた六つの文明。アトランティスに影響を与えた大変動の後、その六つの文明はますます力を強め、サナンダの信奉者や教師たちは、大きな希望を感じた。・・・マスターである教師たちの活動の大部分は六つの衛星国で行われた。

トートはかつて手にしていたパワーを再び取り戻そうと決意する。だが彼の掌中にあった世界のほとんどすべては破壊され、高次の世界からのパワーを維持する者など、ほとんど無きに等しかった。その大部分は、肉体を持った状態に生まれ変っていたのだ。・・・トートと七人評議会がかつて一堂に会した大ピラミッドと光の球体も、ことごとく破壊されてしまった。パワーが弱まるに伴い、トートは地球の有形の文明に目を向けるようになる。そこでパワーを得るためには、第三次元でピラミッドを建設する必要があった。

地球上でトートの気に入ったのが、サハラ文明だった。彼は、サハラ文明がアトランティスの遺産のすべてを受け継いだところを思い描いた。十五万年前になると、ギザのピラミッドの建設に着手した。完成を見るのは、それよりももっと後のことになるのではあるが、ピラミッドを建設する前に、彼はスフィンクスを造り始めた。スフィンクスは、アトランティスとレムリア両国の業績に関する諸々の記録を治めたゴールドディスクを保管する目的のために設計されたものだった。トートは、その記録が永遠に消えないように望んだのだ。スフィンクスによって護られた記録は、今日もまだ現存している。

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記録保管室は、すでに発見されている。だが実際には、それは七つのうちの第一室だけ。その小さな部屋は、何の証拠も残されていない空っぽの状態で発見された。残りの六部屋は、まだ姿を現していない。(注:この本の日本語版が出版されたのが2002年)しかし、いつ発見されてもよい状態にはなっている。小部屋の壁のひとつにある突破口を開けば、地球の真の歴史に関する素晴らしい情報が明らかにされるだろう。

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ギザのピラミッドは、トートによって完成されたわけではない。・・・トートの設計では、ピラミッドにはゴールデンダイアモンドの冠石をつけるようになっていた。建設が終わりひとたび冠石が取り付けられると、地球をコントロールするためのテレパシーと遺伝子によるコミュニケーションのシステムが確立されることになるのだ。トートは、以前のように自分のたくらみに再び夢中になっていた。だがアセンデッドマスターたちの大評議会は、これ以上このたくらみを進めることを許さなかった。

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トートがサハラ領域に有形の首都を創造することへの抵抗が至る所に見受けられた。・・・トートは地上の代わりに、かつてのアトランティスの真下に場所を変更した。そこは海。海の波の下でなら新たな文明を創造することができるはずだ。・・・トートは、海中に国を造るべく膨大な労力を費やした。

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新アトランティスの中心部は、現在の北カリフォルニアの海岸線にあった。そしてかつての偉大な都市にちなんでポセイドンと命名された。(注:エネルギー界のアトランティスの首都の名がポセイドン)トートは海中(一部は海上)の新たな文明国での居住地として、直系千マイル高さ三マイルのゴールドの大きなドームを造った。そのドームでは、酸素を豊富に供給する遺伝子工学によって創られた植物たちで満たされていた。国民たちがそれらの植物の根を食物として採取しても、植物自体は決して枯れたり衰えることはなかった。・・・ポセイドンというトートの新たな王国は、かつてのアトランティス人の中でも、もっとも優れもっとも信頼のおける者たちだけが暮らす秘密の世界だった。

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一方六つの衛星国(注:地上の世界)はそれぞれ、サナンダに仕える偉大なマスターたちの指揮の下で黄金期を迎えていた。とりわけ洗練されていたのが、ゴビ砂漠のシャンバラ文明。そこは不滅のマスター、サナト・クマラの監督下にあった。ダーク・ロードたちは彼のパワーと霊的な強靭さを恐れ、サナンダに対してと同様密かに彼の活動の邪魔をしようとした。彼らはかつての友トートにサナト・クマラを信用しないようにと、吹き込んだ。結局トートの配下たちがシャンバラに赴いて、そこに暮らす者たちの間に分裂を引き起こし、数回にわたってシャンバラを破壊した。だがサナンダと彼を愛する者たちの助けを借りて、サナト・クマラは破壊されても、その都度再建を繰り返した。結局どう頑張ってみても、シャンバラを完全に破壊することはできなかった。

結局サナト・クマラは、隠れ家を今日も現存するゴビ砂漠上空のエーテル界へと移した。さすがにここまでは、トートやいかなる破壊者の力も及ばなかった。有形のシャンバラ文明に暮らす者たちは高度な知性をもち、賢明で、ヨガを実践し、しばしばその世界のもっとも優れたマスターたちの存在の恩恵を享受していた。非常に奸計に富んだスパイを使って行うダーク・ロードたちの魔術でさえ、ヒマラヤ山脈の協力なボルテックスにより切り離され、後にアジア世界を形成していく文明の発展の邪魔をすることはできなかった。

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サハラ砂漠の文明も、この頃絶頂期を迎えていた。その文明は、現在もなおかつてのイシスの神殿の下のルクソールの隠れ家にいるセラピス・ベイのリーダーシップと共に、トートとその最高の知識の両方の恩恵を享受していた。・・・トートは、サハラを新世界のトレーニングセンターとして用いていた。そしてここにもアトランティスの持てる知識のすべてを注ぎ込んだ。・・・トートの名は彼が二万六千年前に地球から姿を消してからも、後のエジプト文明まで人々の記憶の中に生き続けた。トートの跡を継ぎ、彼の名を使ってエジプト世界のリーダーを務める者たちがその後数多く登場することになる。

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同じ頃、もうひとつの文明が物質化しようとしていた。その文明は、二百万年前サナト・クマラがはじめて地球に到来した頃、エーテルの状態で形成されつつあった文明。サナト・クマラは、セントラル・サンから多くの特別な魂を引き連れてやって来た。彼らはまっすぐに直接地球にやってきたので、他の数々の文明の影響を受けることはなかった。そしてサナト・クマラはが降り立った日本の京都のある場所の辺りに、コミュニティーを形成した。アトランティスがあらゆる活動を繰り広げている間、彼らはその干渉を免れ、天のエーテル界高くに暮らしていた。他の世界とかかわりを持たなかったために、奇跡的にもトートにその存在を気づかれることがなかった。

アトランティス文明が滅ぼされた時、その文明は島国日本にあたかも魔法のように突如姿を現した。セントラル・サンから、神々や天使の秘密の科学だけでなくサナト・クマラの本来の教えの数々も携えてやって来た彼らは、それらすべてを体系化していった。現代の世界にあふれる最新テクノロジーの理論が、これらの知識を大幅にかき乱してはいるが、それでもなおこれらの知識は、日本の古神道の門外不出の伝統として護られている。名古屋から九州にかけての日本南部の岩石には、今もいにしえの神々に寵愛された者たちにいつの日か明らかにされるであろう数多くの秘密が秘められている。これらの秘密を護っている存在たちは、自然とのつながりを蘇らせる準備が整った時には、地球の人々に助けの手を差し伸べにやって来るはずだ。

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海中に新アトランティス(物質次元の新しい国)を造ったトート。

そして、そこに暮らすのはトートと彼に選ばれた者たち。

 

彼らアトランティス人は、自分たちが創り出した人間たちが、地上においてどのように発展しているかを気にしていました。

アトランティス人は自分たちのほうが優れていて、創り出された人間たちは未熟で何の技術も持っていないと考えていましたが、好奇心ゆえに気になって仕方がなかったようです。

 

転載部分に六つの衛星国の話が出てきましたが、地上の衛星国に暮らす人間たちは、アセンデッドマスターたちの導きにより良い方向へと成長を進めていました。

 

しかし、またもやアトランティス人たちは、人間たちが暮らす場所に現れては「神」と名乗り、人間との間に子を設けたりと、相変わらずモラルのない行いを繰り返しました。

 

そして、この自称「神」であるアトランティス人たちは、人間たちとの間に多くの約束を交わし、自分たちを祀るよう偶像を作らせたとのこと。

 

人間たちは依存的傾向が強いため、このインチキな「神々」を信じ込んでしまいました。

マスターたちが人間たちに警告しても、人間たちは耳を貸しませんでした。

 

「真の神」は自分の外側にいるのではなく、自分の内側に存在します。

私たちは皆、神性を宿しているからです。

 

この自称「神々」のアトランティス人たちは、海中の自分の国へ戻りたくないと考えるようになり地上に居座るようになりました。

自分たちの手で作り上げた海中のドーム内の世界は、まるで牢獄のようだと思うようになったとのこと。

 

人工的な似非世界より、真の自然の世界のほうが素晴らしいのは当然ですね。

 

26000年前。

またもやアトランティス人の不安定さから、アトランティス文明の崩壊(自滅)が始まりました。

 

土星の最高評議会(この太陽系の中央政府)の決定により、地球の周囲にベールが降ろされ、歴史上初めて他の惑星の存在は、ビザを持っていない限り、地球大気圏内に侵入することが出来なくなったそうです。

 

そして、土星の評議会はトートからパワーを奪いました。

大天使ミカエルやマスターたちで構成する特別使節団がやってきて、トートを故郷のオリオンに連れ戻しました。

 

地球から排除されたトートは、その後26000年もの間、保護観察の状態にありました。

その間、深い瞑想に入り、自省の時間を過ごし、幾分かは自分の完全さを取り戻したとのことです・・・

 

 

 

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26000年前、トートが地球から排除されるのと同時期に、サナト・クマラが用意していた文明が物質次元に現れた・・・と語られていますね。

そして、その文明は日本に姿を現したそうです。

 

これが「縄文」に繋がってくるのだと思います。

その後、出雲族・日向族の話へと繋がり・・・

スサノオや大国主がアセンションに向けた国造りを行ったということだと思います。

 

以前に書きましたが、「スサノオ=サナト・クマラ」「大国主(ニギハヤヒ)=サナンダ・クマラ」ですね。

 

日本というこの土地は、サナト・クマラが地球にやってきた時に初めて降り立った場所ということからもわかるように、特別な磁場の土地なのだと思います。

それ故に、アセンションにおいて重要な場所であり、アセンションに向けた仕組みを日本に多く作ったということではないかと思っています。

 

 

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アセンションの前には「地球の真の歴史の開示」が行われるという話をよく見かけます。

どのような手段で行われるのかな・・・と思っていました。

 

スフィンクス内にトートが保管した「ゴールドディスク」や、「地球の真の歴史に関する素晴らしい情報」が保管されているというピラミッドの小部屋。

 

もしかすると、このお役目を担って生まれてきた人が、これらを見つける、使うことによって、地球の真の歴史を開示するのかもしれませんね。なんだか楽しみですね。